大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

イナゴマメ

2023年05月05日 | 植物
先日の長居植物園でシャクヤク園の近くで、長さ20センチくらいの大きな豆の生っている木(高8mほど)がありました。
名札には、イナゴマメと記載。説明文には、「ほぼ均一な重さの豆をつくる几帳面な木。宝石の重さの単位カラットはイナゴマメが由来。」。

イナゴマメ
マメ科。地中海地方原産。高さ10~20mになる常緑高木。
雌雄異花で、普通は雌雄異株。花は秋に咲き、赤いが花弁はなく、総状花序となって枝または幹に付く。

果実は角張って細長い豆果で、動物の角あるいはイナゴを思わせる形をしている。熟すのに丸一年ほどかかる。
イナゴマメの莢は多量の糖を含み栄養豊富なため食品として広く利用されており、種子も粉にして食用される。

イナゴマメの種子の最も有名な利用は、古代の金や宝石を量る分銅として用いられたことで、金の純度を示すK(18Kや24Kなど)や宝石の重さの単位であるカラット(Carat)は、この植物の学名「Ceratonia」(ギリシア語のKeras(角))に由来。
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