大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

立春大吉

2023年02月04日 | 風景
本日は立春、立春の前日は節分ですので昨夜の夕食は例年通り巻きずしとイワシで、就寝前には豆まきもしました。
高野豆腐・干瓢・椎茸・胡瓜・三つ葉・卵焼きが入った巻きずしを、南南東を向き願い事を念じながら頬張りました。
豆をまくようになったのは室町時代とされているが、豆=魔目(鬼の目)を滅ぼすということに由来されているという説があります。
食べた豆の数は、還暦以後の新しい年の数にしました。

立春の声を聴きますと、寒い冬ももうすぐ終わり何となく春の近いことを感じます。
立春大吉という言葉を思い出し、調べてみました。

禅宗の曹洞宗を日本にもたらした鎌倉時代の道元禅師がお正月をお祝いする「立春大吉文」という書の法語が縁起だと言います。
本来縁起が良いという言葉だった立春大吉がなぜ厄災を防ぐお札にかかれるようになった、その縁起は次のような説話に由来します。

ある時鬼が悪さをしようと家に入りこもうとしました。
その時、「立春大吉」という言葉の書かれたお札が貼られた門をくぐったのですが、鬼がふと後ろを振り返ると全く同じ「立春大吉」の文字の書かれた門を見ます。

立春大吉という文字は左右が対象で、縦書きにすると表からも裏からも同じように見えます。
一度くぐったものの、まだ入っていない家があると勘違いしてそのまま門をくぐって鬼は外に出ていったそうです。
こうして、立春大吉は邪気を追い払う縁起の良い言葉として門に貼るお札になったのです。
コメント
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