大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

卯の花(住吉大社)・浜寺バラ公園

2017年05月21日 | 植物
一昨夜、相棒から卯の花を見に行きたい、とのリクエスト。
少し前に、住吉大社に卯の花苑のあることを話していましたので、どんな花か興味があったようです。

市バスを利用して住吉大社東門から境内へ、卯の花苑方向へ進みますと、なにか匂ってきます。
多分卯の花の香り?と思いながら「卯の葉神事」の際舞楽が行われる石舞台(日本三大舞台の一つ)の横を通って境内の南東角の卯の花苑へ。

この卯の花苑は、例年卯の葉神事の行われる5月に約1か月公開されます。
苑内には、卯の花が13品種・500株植えられていて、築山になっている苑内の小径に満開の卯の花が覆いかぶさっています。

住吉大社と卯の花
住吉大社がこの地の鎮座されたのは、神功皇后摂政11年(211年)卯の歳・卯の月・卯の日と伝えられている。
毎年5月最初の卯の日に行われる「卯の葉神事」は、住吉神に卯の葉の玉串を捧げ神威の更新を祈っている。

卯の花は正式にはウツギと呼ばれ、別名が卯の花とされている。
ウツギの仲間のバイカウツギ(写真下左)は、一般的なウツギの花と違って花びらが大きく真っ白でとても美しい花でした。
また、私はウツギというとハコネウツギ(写真下右)を連想し、卯の花とは違う種類だと思っていました。

ウツギ(空木)
ユキノシタ科、北海道から九州まで広く分布。

樹高は1~3mの落葉低木。花期は5月頃で枝先に円錐花序をつけ、1cm位の多くの白い花を咲かせる。普通、花弁は5枚で細長いが八重咲きなどもある。
種類は50種ほどと多く、花色も白やピンク・紫もあり多彩です。

茎が中空のため空木(うつぎ)と呼ばれる。
材質は硬く木釘や楊枝などに用いられ、葉や実を乾燥させたものには利尿効果がある。
別名はウノハナで、卯月(陰暦4月)に花が咲くということからつけられた名であり、オカラのことを卯の花と呼ぶのは散り積もった白いふわふわした花とオカラが似ていることからのようです。

昔、卯の花苑の近くの浅沢社には清水が湧きカキツバタの名所であったそうです。
昭和に入って水も枯れカキツバタも菖蒲に取って代わったのを地元住民の努力でカキツバタに植え替えられています。

見学後参拝、反り橋(太鼓橋)を渡って早めの昼食、阪堺電車で浜寺公園へ。

天気予報通り気温は上がり、強い陽射しの中バラ園へ。
手前の噴水が、勢いよく涼しげに吹き上げていますが、暑いです。

このバラ園の特色は、日本の自生種ノイバラ・テリハノイバラ・ハマナス等の原種を集めると共にそれらの育った環境も復元栽培している事です。
同時に、見たこともないような色とりどりで大きなバラには本当に驚かされます。
池には睡蓮も咲いていて少し涼がとれました。

卯の花とバラを鑑賞して思い出深い浜寺を後に、ご機嫌の相棒と共にチンチン電車で帰途に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする