ブログ・Minesanの無責任放言 vol.2

本を読んで感じたままのことを無責任にも放言する場、それに加え日ごろの不平不満を発散させる場でもある。

防災訓練

2006-08-27 20:51:10 | Weblog
先回は防災訓練の予行演習のことで愚痴ってしまったが、本日の本番は、それはそれなりに上手くいったようだ。
もっとも、こういう感想は、本来、視閲の一番偉い様が言うべきことであろうが、参加者としても当事者として大いに気になるところではある。
特に、今時は軍事教練というべきか、それとも団体訓練というべきか、大きな集団とか組織を統率し、運営する手法が極めてないがしろにされているので、その全てを統括する側に集団行動の礼式の知識がない。
自治体の長、組織の長、団体の長に対して、集団として、組織としてどのように報告し、どのように報告を受けるのかという礼式を知っているものが少ない。
今では、そういう礼式を恒常的に行っているところは自衛隊とか警察、消防ぐらいしかないわけで、民間の組織では全くそういうものがないがしろにされている。
例えば、「挙手の敬礼」ひとつとっても今の大人、60歳以下の大人では、いや70歳以下といったほうがいいだろうか、まともな「挙手の敬礼」は知らないと思う。
ただ見よう見真似で右手上げているに過ぎないと思う。
もっとも、この「挙手の敬礼」も、自衛隊、警察、消防では若干の違いがあるようで、どれが本当に正式なものかということは言えないだろうと思う。
この日のわが町の市長は、かなり正統的な「挙手の敬礼」を行っていた。
もともとが剣道の達人で、剣道の育成にも力を入れていた人なので、こういう礼式にも多少の認識を持っていたに違いないと思う。
ただ、タイムテーブルから大きく逸脱して、遅れに遅れたことは失点だと思うが、それなりに順序良く各種のイベントをこなしたという意味では、それはそれなりに成果があったものと考える。
ただ、やはり人間は訓練すればしただけのことはあるものだ、とつくづく思った。
例えば、消防団とプロではやはり違うわけで、消防団はアマチュアの中の専門家という位置付けで、あくまでもセミプロという域を出るものではないが、プロはやはりプロである。
この日も朝早くから防災訓練に狩り出されたわけであるが、現地ではまさに様々な人がこの訓練に参加しているわけで、その全容を見るとこれならば大災害が来ても大丈夫だという感じになる。
消防から、警察、自衛隊から、地域のボランテイア団体、ガス会社から、電力会社、NTTからトラック協会、病院関係者から食品会社の組合まで、様々な組織がこの日の訓練に参加しているわけで、きっと本物の災害でもこれに近い活動が期待できるのではないかと思う。
個人的には、「このくそ暑い中でなんで訓欄なんかに好き好んで出るのか?」という思いが普通であろうが、現地に来て見れば、それこそこのくそ暑い中で汗をかきながら大勢の人が一生懸命働いている姿を見ると、日本もまんざら捨てたものではないという気にさせられる。
エアコンの効いた部屋で、「この暑い中で、あの馬鹿が!!」と、冷ややかな気持ちで居るよりも、汗をかきながらでも参加したほうがよほど精神衛生的にもすがすがしく、健康にもいいと思う。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿