平成28年10月24日(月)曇りのち晴れ、峠で小雨、気温16度。龍澤山善寳寺龍王殿ご尊体ご開帳の参詣に出掛けました。
庄内に入って迎えてくれたのは冬の使者ハクチョウです。
「昔、出羽国に僧妙達という閻魔に戻されし聖あり」善寳寺の縁起は平安時代の古文書にも登場する妙達上人という法華経の行者が、草庵を結び「龍華寺」としたのが始まりだそうです。
参道を本堂に向かって進みます。
山形県唯一の五百羅漢堂だそうです。
右に毘沙門天、左に韋駄尊天を安置する山門です。
本堂(感應殿)です。
お守札授与所。ここからご開帳に詣でます。
多くの参詣者に驚き、ご祈祷道場の広さにまた驚きます。
龍王殿。この中に祈祷道場があります。
五重塔の四面を廻り自分の干支に手を合わせ、ご利益をお願いします。
貝喰(ば)みの池。
親亀の上に小亀を載せて甲羅干しです。
平成二年には人面魚で名を馳せます。「それ!そこ」と言われますが、お目にかかれません。
善寳寺の直ぐ正面に寺社仏閣と不釣り合いの建物を見かけます。野次馬根性がピクリと頭をもたげます。
眼を移すとそこには「善宝寺鉄道記念館」の文字が認められます。昭和50年廃線になった湯野浜電鉄の善宝寺駅跡です。
中を覗くと朽ちた車両があります。昭和26年、修学旅行でこの電車の中から初めて海を見た感動が蘇ります。懐かしいな~
遅い昼食を‘寝覚屋半兵エ’でざる麦切りをいただきます。20数年ぶりの味を懐かしみます。この懐かしさは善寳寺のご利益かな?