上海派遣軍司令官の不満

12月9日の飯沼守(上海派遣軍参謀長)の日記より。

(…)
塚田少将〔中支那方面軍参謀長〕一行来部。南京入場(攻略)法に就て方面軍にては勧降状とか統制入場とか平時的気分濃厚なる為軍司令軍殿下〔朝香宮鳩彦中将〕の御気に入らず。
殿下の御意図として海軍に夜間の南京附近支那船の爆撃要求(通信の関係上間に合わざるべし)及16D〔第16師団〕の有力なる部隊を以て下関の退路遮断を処置す

8日のエントリ
でもすでに上海派遣軍司令官が「例えば南京攻撃の統制線の如き墨守するに及ばす」と語っていたことは紹介した。上官を軽んじる風潮はあらゆるレベルで蔓延していたようである。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 日本軍、南京... 「慰安所」設... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (pippo)
2006-12-10 23:17:05
>上官を軽んじる風潮は

あとから着任した『宮殿下』が一番ハネてたんですね。先陣争い功名争い、なんだろこれって。
 
 
 
Unknown (siebzig)
2006-12-11 00:01:23
>あとから着任した『宮殿下』が一番ハネてたんですね。

上海での激戦が終わってから着任しただけに、「いいところをみせないと」という意識がかえって強かったのかもしれませんね。
しかし「統制入場」が反古同然になったことが虐殺・強姦・掠奪をひどくした一因だとされているわけですが、軍司令官レベルで「統制入場」の意味が理解されていなかったというのは、ほんとうにひどいはなしです。
 
 
 
Unknown (pippo)
2006-12-11 00:51:01
南京入場式の件でもギクシャクがあったようですね。
 
 
 
Unknown (siebzig)
2006-12-11 15:18:46
入城式には中島師団長も絡むギクシャクがありますから、それはまた改めて、ということで。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。