575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

椿句会の最終結果です。       遅足

2015年02月21日 | Weblog
2月句会、7人の出席でした。
立雄さんの選句もいただき、最終結果です。


題詠「椿」

①腕一振サーブ決まりて椿落つ(等)能登・鳥野・遅足
②椿咲く赤白桃に一重八重(晴代)麗子・静荷
③江戸椿百五十年生きており(麗子)智恵・狗子・郁子・亜子
④散りてなほ正座崩さぬ椿かな(亜子)結宇・佐保子・郁子・すみ
⑤椿咲く鵯の来て目白来て(佐保子)能登・鳥野・静荷・すみ・晴代・亜子・立雄
⑥抱擁をとけばこぼるる白椿(遅足)等・佐保子・立雄
⑦開花待つ庭に背伸びの椿かな(立雄)能登・狗子・麗子
⑧落ちてなほ地に位を正す藪椿(静荷)智恵・麗子・晴代・立雄
⑨切り切って椿一輪客迎へ(結宇)智恵・等・佐保子・晴代・すみ
⑩玉椿大義の色に染まりしか(郁子)結宇・鳥野・静荷  
⑪参道に血の目印か椿落つ(能登)狗子・亜子
⑫椿の葉蕾を庇い打ち震え(すみ)結宇・遅足・郁子
⑬ウインナーワルツに乗って椿飛ぶ(狗子)等・遅足


自由題
 
①梅の香や去年よりの髪刈られをり(立雄)結宇・鳥野・郁子
②親の齢(とし)越えての余命ふきのとう(静荷)智恵・能登・狗子・佐保子・遅足・麗子・すみ
③南天の火を啄みて火の眼(遅足)智恵・等・狗子・静荷
④一輪を幾度ものぞく福寿草(佐保子)麗子・晴代・静荷
⑤女坂曲がれば不意の落椿(亜子)能登・狗子
⑥春立つやレターセットを買いに出る(麗子)等・鳥野・郁子・晴代・静荷
⑦冬晴れやまれに声あり土管坂(晴代)結宇・鳥野・佐保子・遅足・亜子
⑧白鷺の白のほか見ず四温の池(等)
⑨遠回り鳥固まりし冬刈田(結宇)能登
⑩春掃除こぼれ豆吸う達成感(郁子)すみ・亜子
⑪梅が香や萎縮の脳も目覚めさす(能登)麗子・晴代・立雄
⑫風船を子より喜ぶ父と母(すみ)郁子・立雄
⑬旧館の図書の匂いの余寒かな(狗子)智恵・等・結宇・佐保子・遅足・すみ・亜子・立雄

次回は3月18日(水)午後1時  東鮨  
題詠は「ぶらんこ」です。「ふらここ」「鞦韆」とも言い春の季語です。

          

応答の一日一句

  膨らむもまだ咲くまいと梅の花     孝

  酒搾る袋の刺し子梅の花        亜子






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