早くも初夏の陽気となりましたが、メール句会ではいろんな春の雨が降りました。
郁子さんが圧勝でした。「ボールひとつ」が11票で「〇十一」でした。
おめでとうございます!
では結果をご覧ください。
「春の雨」2021・4月
- 艶々と灯籠二つ春の雨 (須美)泉
- 春霖や魁夷の白馬けぶる池 (能登)亜子
- 銅像の指さす未来春の雨 (亜子)晴代 千香子
- 三本指突き上げたまま春の雨 (竹葉)結宇
- 鯱留守の天守の低し春の雨 (晴代)等 麗子 郁子 能登 佐保子 須美 亜子 泉
- 舞ふ阿修羅長き手妖し春の雨 (等)郁子
- 春時雨 遺影となりし 叔母の笑み (殿)等 紅 竹葉 遅足
- ボールひとつ置き去りしまま春の雨 (郁子)結宇 等 紅 竹葉 麗子 晴代 能登 遅足 佐保子 千香子 殿
- 春の雨ジョージア松の下に仰ぐ(アグ)(結宇)遅足
- リフォームの一休みなる春の雨 (麗子)結宇 晴代 泉
- 春の雨歌声高く「花は咲く」 (千香子)
- 蕾打ち 目覚め促す 春驟雨 (紅)竹葉 能登 須美 殿
- 菜種梅雨もも色の道静かなり (泉)紅 麗子 千香子 殿
- 寝言にもママアと呼べり春の雨 (佐保子)郁子 須美
- 牡丹花を見納めとして春の雨 (遅足)佐保子 亜子
自由題
- 春光にさそわれし朝のどかなり (泉)
- この空の果ての銃声花仰ぐ (亜子)紅 竹葉 麗子 遅足 佐保子 泉
- 藁咥えポストにスポッ春の鳥 (竹葉)結宇 能登 泉
- 桜散り明治と読める兵の墓 (結宇)等 晴代 能登 遅足 佐保子 千香子 亜子
- 解体の瓦礫の庭に一本桜 (等)
- 吾子の笑み 鉄路まっすぐ 春悲し(殿)紅 須美 泉
- しゃぼん玉舞う呉服座の幟旗 (郁子)結宇 麗子 佐保子
- はくれんがあめの光にぬれている (遅足)郁子 殿
- 春愁や切り抜きふえる小引き出し (晴代)結宇 等 麗子 郁子 須美 亜子
- 若芝の球吸い込むやスッと消え (須美)竹葉 殿
- 独活の字や孤高の香り白き肌(麗子)郁子 千香子 須美 亜子
- 手作りの絣の手甲なすの花 (千香子)等 能登
- 二人きり 藤のかんざし 頬染めて (紅)
- パステルの化粧うっすら山笑う (能登)紅 晴代 千香子 殿
- 桜散る我も散りたしなどおもふ (佐保子)竹葉 晴代 遅足