575の会は、題詠で1句、自由題1句です。
今回の題は「浴衣」です。
生き堪えて身に沁むばかり藍浴衣 橋本多佳子
良い句ですね。どうしたら、良い句がつくれるのでしょうか?
一番良いのは浴衣を見てつくることですが・・・
もう浴衣を持っていません。
浴衣姿を見る機会もまだ早いようです。
そこで、浴衣から連想するイメージでつくる。
浴衣の思い出から句をつくることになります。
浴衣を着せてもらうのも、もどかしく早く早くと・・・
感じた子供の頃。親の立場から詠むと・・・
逸る子の浴衣の帯をかたく締め
浴衣の幼子を抱いたら泣かれてしまった・・・
浴衣の子母へ返せば泣き止みぬ
こうして作った句は、弱点があります。
思い出は「いま」ではありません。
頭のなかで、再構成されています。
キレイに整理整頓されているのです。
つまり、「いま」が感じられない上に、
予定調和の句、どこかで読んだような句になりやすいのです。
この予定調和を壊して、推敲。
さらに新しい上の調和を見つけ出す必要があります。
この時、そのヒントとなるのは体感です。
体が覚えている感覚を句のなかに詠み込む。
そうなると、どんな句になるのでしょう?
句会までにつくれるかな?
今回の題は「浴衣」です。
生き堪えて身に沁むばかり藍浴衣 橋本多佳子
良い句ですね。どうしたら、良い句がつくれるのでしょうか?
一番良いのは浴衣を見てつくることですが・・・
もう浴衣を持っていません。
浴衣姿を見る機会もまだ早いようです。
そこで、浴衣から連想するイメージでつくる。
浴衣の思い出から句をつくることになります。
浴衣を着せてもらうのも、もどかしく早く早くと・・・
感じた子供の頃。親の立場から詠むと・・・
逸る子の浴衣の帯をかたく締め
浴衣の幼子を抱いたら泣かれてしまった・・・
浴衣の子母へ返せば泣き止みぬ
こうして作った句は、弱点があります。
思い出は「いま」ではありません。
頭のなかで、再構成されています。
キレイに整理整頓されているのです。
つまり、「いま」が感じられない上に、
予定調和の句、どこかで読んだような句になりやすいのです。
この予定調和を壊して、推敲。
さらに新しい上の調和を見つけ出す必要があります。
この時、そのヒントとなるのは体感です。
体が覚えている感覚を句のなかに詠み込む。
そうなると、どんな句になるのでしょう?
句会までにつくれるかな?