水彩画は楽しい!!

趣味で描く水彩画などを公開
IKUO MOCHIGI

九州旅 6 「 平和の使者 」

2017年05月10日 22時11分19秒 | 水彩画
九州旅6作目は、浦上天主堂のアプローチ。
随分前長崎に来た時は浦上天主堂へは来てなかったので今回見学するのが楽しみの一つでもあった。雨も上がり小高い丘に建つ天主堂へ向かった。堂の前に立つと想像以上のスケールと素朴な(スケールはEU諸国の教会や聖堂には遠く及ばないが、威圧感は感じない)感のある建物に思えた。

長崎への原爆投下でこの教会は破壊されたが焼失されたと思われていたマリア像の頭の部分だけが残って発見され、その実物が堂内の一角に安置されていた。平和の使者として1985年にヴァチカンでも展示されたり、傷ついたマリア像は、身をもって戦争の恐ろしさと原爆の脅威を訴え続けているようだ。

そんな傷ついたマリア像に想いをこめて、天主堂の入口を小サイズ紙に描いてみた。


#2017044
九州の旅 6 「 平和の使者 」浦上天主堂 

Traveling to Kyushu Japan 6 ”Peace messenger”Urakami Cathedral" Nagasaki
透明水彩(watercolor on paper)VIFART紙 B5

(completion)


人物と左右の置物、階段を描き完成


赤レンガの外壁とアーチ状の入口を描きこんだ


鉛筆で下描き後、全体にファーストウォッシュ



傷ついたマリア像、

九州旅 5 「 雨あがりの天主堂への道 」

2017年05月10日 09時10分44秒 | 水彩画
九州旅5作目は、雨あがりの光景。
ホテルに荷物を預け、市電を利用して、強い雨と風のなかグラバー園・大浦天主堂などへロケハンに出かけた。午後は雨も止み反対方向の真北にある浦上天主堂へ向かった。市電を降り天主堂へ続く道をしばらく歩くと正面に写真で見覚えのある双塔が見えてきた。

そんな光景を描いてみた。


#2017043
九州の旅 5 「 雨あがりの天主堂への道 」 
Traveling to Kyushu Japan 5 "The way to the church after the rain" Nagasaki

透明水彩(watercolor on paper)VIFART紙 F4

(completion)


車路と人並みを描きこみ、生活感を感じる電線・道路標識・街灯・電線を描き完成。


天主堂の着色が強かったので少し水洗いして薄くしてみた。左右の町並みを描き、路面も徐々に描き始めた


鉛筆で下描き後、左右の町並みを下塗りし、遠景の山と双塔の天主堂を描きこみ、通りすがりの車も描きこんだ。