山上俊夫・日本と世界あちこち

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安倍、意図的選挙妨害くりかえす。選挙のために国家も外交も皇室も私的に利用する安倍政治。

2019年07月15日 12時53分09秒 | Weblog
 安倍首相が、14日またしても広島で「民主党の枝野さん」と、意図的に間違った政党名をいった。これまで野党各党からさんざん批判されてきた。選挙妨害に当たると。
 ところが批判など、カエルの面にしょんべん。平気で繰り返す。安倍という人物は、真面目に事実に基づいて議論するという精神も作法もない。安倍のようなやり方は、ヘイトスピーチをやる極右の行動スタイルそのものだ。道理を尽くした批判など意味をなさない。とにかく、目的遂行のためならどんなえぐいことでも平気でやる。
 政治的に自民党や与党支持の人であっても、人権や民主主義が物事の判断基準であることに異論はなかろう。自民内部からの批判がなぜでないのだろう。
 安倍首相はこんどの参院選で、憲法改悪の封を切り、改憲選挙にしている。安倍氏は、「憲法を議論する党か、しない党かが争点だ」と全国でいいまわっている。だが、そもそも安倍氏に憲法を語る資格があるのか。憲法にもとづく政治が立憲主義だ。安倍氏は、17年の衆院選前の夏、野党が憲法53条に基づいて臨時国会開会を求めたにもかかわらず、これを無視し続けた。あきらかな憲法違反だ。また今年の3月から、衆参の予算委員会を開かず、議院規則に基づいて野党が予算委員会の開会をもとめても逃げ回った。いずれも立憲主義否定だ。これ以前にも、集団的自衛権容認の閣議決定、安保法制=戦争法強行で、9条の解釈を180度ひっくり返すという憲法違反をおこなった。
 だから、そもそも憲法についてモノを言う資格のないのがあべ首相だ。これまで憲法を押し殺すことばかりやってきたのに、議論する党かどうかだと。年金の問題でも議論から逃げ回るのに、なにをぼけたことをいうのか。
 予算委員会を開けばぼろが出て、支持率が下がるから、7月選挙に向けて、とにかく議会は開かず、正々堂々の議論はしない。代替わりや、元号、トランプもてなし、400億円でG20もてなし、徴用工で韓国輸出懲罰の選挙工作、ハンセン病裁判でも判決には服しないくせに特別の理由(選挙対策)で控訴取り下げだ。3月以降の安倍政治はまったく異常だ。選挙対策のために国家も外交も、皇室も法もすべて私的に利用する。安倍による、民主主義の腐敗は極まった。
 憲法と民主主義を取りもどす選挙にしよう。
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