山上俊夫・日本と世界あちこち

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著名な政治学者石田雄さんの投書、公明党議員と安倍首相と親しく会食

2014年06月11日 13時40分20秒 | Weblog
 今日(2014.6.10)の『朝日』に著名な政治学者の石田雄さんの投書が載った。もう91歳だった。石田さんは雨の神宮外苑から学徒出陣をして陸軍の要塞重砲兵となった。石田さんは「出陣を命じられたとき、どうしても人を殺す自信が持てませんでした」という。そして「命令されれば、いつでも人を殺す訓練をするのが軍隊でした。捕虜になった米兵を殺せという命令が出た時でも、従わないと死刑になる問題に直面しました」とも。安倍首相に対する「殺人を命じられる人の身になり、もう一度、憲法9条の意味を考えてください」という言葉でむすんでいる。
 新聞投書は、専門の研究者からすれば、いいたいことの100分の1も書けないだろう。でもあえて投書という方法を選んで、絞りに絞ったことばで発信してくれたことをありがたく思う。多くの人がこの投書を読んで考えたことだろう。
 もう一つ朝刊で目についたのが、安倍首相が公明党の太田昭宏国土交通大臣、公明党の衆院当選1回議員9人と丸の内の東京会館内のフランス料理店「プルニエ」で会食をしたことだ。小さい記事と「首相動静」で確認できた。重大な事実だ。もう公明党が陥落するのは間近だ。あとは支持者学会員をどうごまかしの言葉でまるめこむかだけだ。おそらく、安倍首相から、「戦争はしない」「集団的自衛権といっても限定的・最小限だ」との言質をとって枠をはめたといって説明するのだろう。公明党が連立与党として枠をはめず、反対だけをとなえて連立離脱をすれば、自民党は維新・みんなの党を引き込んでもっとびどい閣議決定をしただろう。公明党ががんばったからこそここで押しとどめることができた。こんな説明を学会の会館でするのだろう。イラク戦争の時とは比較にならない犯罪的な憲法破壊に、公明党は自民党と手に手を取って歩み出した。
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-06-11 23:51:41
今は、石破茂さんが戦争大好きで、戦争に行かない人は死刑にするらしい。
戦争しないためには、安倍さんが総理を続けて、総裁選挙次点の石破さんを絶対に総理にしないこと。
絶対に、石破政権にしないこと。
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安倍も石破もおなじ (yamagami)
2014-06-15 16:09:35
 安倍首相が憲法に規定された9条を憲法の規定をくつがえしてあからさまに破壊する暴挙に出ている、その党内の役回りをしているのが石破幹事長で両者は一体です。秘密保護法の時の石破発言を安倍氏が諌めたりしましたか。石橋を批判する形で安倍氏を持ち上げるのには驚きを禁じ得ません。
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