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山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

橋下市長、学校選択制見送った区長を首に

2013年03月09日 21時09分42秒 | Weblog
 橋下大阪市長は、『毎日』9日夕刊によれば、3月8日、公募で任命した区長のうち、和田智成・東住吉区長(51)を更迭する意向を明らかにした。私用で会議を欠席する、途中退席する、職員の不祥事による給与の自主返納を拒んだことなどをあげている。だが本当の理由は、2014年度から学校選択制を導入するのを見送ったことが真相だ。橋下市長がこの件で和田区長を呼んだが、他の用事を理由に来なかった。
 教育介入をくりかえし、義務教育への学校選択導入をしゃにむにすすめる橋下氏にとって我慢がならなかったのだ。一応、公募区長に選択権を与えるといいながら、自分の意に沿わない決定に怒ったのだ。そもそも学校選択制は、新自由主義的学校制度の目玉として一部首長の政治的意図で導入された。2000年の東京・品川区などが有名だ。しかし2008年には江東区が制度縮小、2011年前橋市が廃止などすでに問題点が噴出し、廃止の方向にすすんでいる。それを一回り遅れてやろうというのが橋下市長だ。大阪市教育委員会はいまや橋下市長のいうがままだ。教育は市長の権限外だが、事実上大阪市の教育は橋下氏が決めている。
 学校選択制は、ささいな風評が児童生徒のかたよりを生み、学校と地域のつながりが断ち切られてしまう。地域がこどもを育てるという国民的教育にとってもっとも大切なものを崩してしまう。児童殺傷事件以来、地域のお年寄りが子どもの登下校を見守るとりくみが続けられているが、この努力を水泡に帰す。児童生徒が少なくなる学校は廃校の道が待っている。やがて公用地の有効活用ということで巨大マンション用地に売られるだろう。最終目的はみえている。
 橋下市長は、和田区長を「調整能力が不足している。自分はちょっと違うんだよとアピールするのはわかるが、やり方が子供じみている」といった。おもわず笑ってしまった。これは、橋下氏の行動スタイルそのものではないか。ただ和田区長の20000倍くらいだが。
 
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-03-09 23:48:44
橋下徹さんは、父親がやくざで、父方のいとこ(父親の弟の息子)は人殺しで、橋下さん本人は民だから、信用できない。

維新が、また問題を起こしました。
阿倍野区の丹野壮治市議が、自民党市議のことを「 アリンコ 」とか「 おまえは死んでいる 」などブログで書き込んでいました。

選挙違反も多いし、もう維新は信用できません。
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