山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

東電・清水社長の責任逃れ

2011年04月29日 09時27分41秒 | Weblog
 東京電力の清水社長が28日、都内の本社での記者会見で、福島第1原発事故の損害賠償について、巨大災害として東電が免責されることがありうるとの考えを表明した(『赤旗』2010・4・29)。
 原子力損害賠償法では、「異常に巨大な天災地変または社会的動乱」による原発事故の場合、事故をおこした電力会社が免責される規定があるらしいが、清水社長はこれをたてに、「私どもとして、そういう理解がありうると考えている」とのべた。
 これは、レベル7の最悪の原発事故を起こした責任を放棄するもので、許しがたい。清水社長の発言や態度には、いらだちをおぼえてきたが、これは放置できない発言だ。
 今回の原発事故は、天災ではなく、人災だ。心ある人はみなそう思っている。なぜなら、東電は、津波による事故の危険性を何年も前から指摘されてきたにもかかわらず無視しつづけてきたのだから。
 2週間ほど前にも、清水社長はすべてにベストをつくしてきたといい張った。だから人災ではないといいたいのだろうがとんでもない。すべての段階でベストをつくした結果、最悪の事故をまぬがれたのなら論理のつじつまが合うが、チエルノブイリとならぶ苛酷事故に至ったのだから言いのがれに過ぎない。
 
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