山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

安倍首相、トランプ氏に歯の浮くようなおべんちゃら

2018年12月03日 21時36分17秒 | Weblog
 11月30日、アルゼンチンでの日米首脳会談で安倍首相がトランプ大統領に歯の浮くようなおべんちゃらをいった。米中間選挙について「歴史的勝利にお祝いを申し上げたい」といった。与党共和党は上院で過半数を維持したが、下院では民主党に完全に負けた。トランプは当初予想よりましだったとか屁理屈こねて全体としては勝利したといったのをさらに持ち上げて、「歴史的勝利」だと。よくいうね。ニューヨークタイムスは、「各国首脳の中でも最も熱心なトランプ氏のご機嫌取りの一人」だと報道した。そのとおりだ。はずかしい。
 安倍首相官邸・自民党は、この外遊にあわせて、外国人労働者使い捨ての入管法改定案を衆院でろくに審議もしていないのに強行採決した。外国人労働者の人権などまったく眼中にない。現行技能実習制度では莫大な借金を背負って日本に来る。現地と日本のブローカーが暗躍している。ところが法案には労働者を食い物にするブローカーを排除する仕組みがない。日本側の管理団体にはブローカーが横滑りで入り込むとみられる。しかも実習制度の管理団体は許可制だが新制度では届け出制だ。推して知るべし。フランスでは送り出す側も受け入れる側も国が管理してブローカーによる搾取を排除する仕組みを確立しているという。なぜそうしないのだ。悪徳ブローカーに媚びているのか。
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