米下院は21日、オバマ政権がすすめる医療保険改革法案を可決した。やっと通ったかと思った。なにしろ4600万人もの無保険者が放置されてきた。マイケル・ムーアの「シッコ」でも厳しく批判されたアメリカ国民の健康・医療問題を前進させる重要な改革だ。これで新たに3200万人が保険加入の道が開かれることになった。
でも、マイケル・ムーアは今回の法案を、「改革ではない、おふざけだ」と手厳しく批判しているらしい。確かに全体をカバーできていないし、民間保険中心は変わらない。
それにしても、共和党は全体が反対、民主党でも30人以上が反対に回った。10年間で85兆円かかる、財政支出が多すぎるというのだ。だが、他国に無法に侵略して莫大な金を軍需産業に提供してきたことをまったく反省せずにこんなことをいうのだから、どうかしている。 またどう医療を受けるかは自由だ、自己決定にかかわることで、そこに国家が介入するのは個人の自由を侵害するものだという論がいわれている。究極の自由主義だ。弱者を生きさせないことを自由を盾に正当化する。この新自由主義は、21世紀の、まさに強者のイデオロギーだ。銃で多くの命が奪われるのを規制しようとするのに対して、自らの命を銃で守る自由と権利を侵害するとして反対するのと同じ理屈だ。ばかげた屁理屈なのだが、こんな屁理屈が公然と主張されているのがこわい。
でも長年の妨害をやっと、完全ではないとしても、打ち破った意義は大きい。
でも、マイケル・ムーアは今回の法案を、「改革ではない、おふざけだ」と手厳しく批判しているらしい。確かに全体をカバーできていないし、民間保険中心は変わらない。
それにしても、共和党は全体が反対、民主党でも30人以上が反対に回った。10年間で85兆円かかる、財政支出が多すぎるというのだ。だが、他国に無法に侵略して莫大な金を軍需産業に提供してきたことをまったく反省せずにこんなことをいうのだから、どうかしている。 またどう医療を受けるかは自由だ、自己決定にかかわることで、そこに国家が介入するのは個人の自由を侵害するものだという論がいわれている。究極の自由主義だ。弱者を生きさせないことを自由を盾に正当化する。この新自由主義は、21世紀の、まさに強者のイデオロギーだ。銃で多くの命が奪われるのを規制しようとするのに対して、自らの命を銃で守る自由と権利を侵害するとして反対するのと同じ理屈だ。ばかげた屁理屈なのだが、こんな屁理屈が公然と主張されているのがこわい。
でも長年の妨害をやっと、完全ではないとしても、打ち破った意義は大きい。
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