山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

センバツ高校野球は実施すべきだ

2020年03月12日 09時46分51秒 | Weblog
 日本高校野球連盟と毎日新聞社は3月11日、選抜高校野球大会を中止すると発表した。4日には無観客試合で実施する方向で準備するとしていたのをくつがえした。中止理由にかかわって、「選手が安心してプレーできる環境を担保できない」「選手の健康と安全を第一に判断した」と毎日新聞社社長、高野連会長らは述べている。専門家から、選手の家族や宿泊先の従業員まで健康管理を徹底する必要があると進言されたことが影響したと「朝日」は伝えている。また政府がスポーツ・文化イベント自粛をさらに10日間続けることを要請したことも要因となった。
 だがわたしは、実施すべきだと思う。イベント中止要請はあくまで一般的な要請だ。センバツ大会は閉鎖空間で行うものではない。広い空に向かって開かれている。ここで感染するなら日本中生きていけない。さらに無観客試合だから何の問題もない。
 家族やホテル・旅館の従業員の健康管理の徹底があげられているが、特別なことではない。当たり前のことだ。選手の家族が健康管理するのは、選手の家でなくともどの子の家でも同じだ。普通の客の世話をするホテル旅館の従業員は健康管理が適当でいいのか。選手であれ普通客であれ扱いは同じはずだ。何の理由にもなっていない。
 もうひとつ、どこかのテレビで、練習試合や練習自体をあまりやっていない選手が甲子園でけがをする危険性を言っていた。年寄りでもあるまいに、体が硬直した野球選手がいるはずがない。ちゃんと体は鍛えている。
 無観客試合にしてでも実施して選手の気持ちに応えたいとしていた大会関係者には敬意を表していたが、一転、なんかの圧力に屈したかのような中止決定にがっかりした。実施してはいけないという合理的、科学的理由がまったくない。
 つけくわえて、学校での部活動まで自粛している風潮には異を唱えたい。わたしは全国一斉休校そのものに反対だ。県民に感染者が出ていない、まして生徒に感染者が出ていないのに、従順に政府の要請に従うのは、政府自身がお願いするだけだといっているのにもそぐわない。またたとえ、授業は中止したとしても、外で活動する部活動まで禁止するのは道理がない。日本の学校が全体として思考停止的な反射的な反応をしていることが悲しい。
コメント
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