山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

椎間板ヘルニア奮戦記(4)

2016年08月13日 23時05分15秒 | Weblog
3)ヘルペスによる逆襲

 椎間板ヘルニア奮戦記(1)を7月20日、(2)を7月27日、(3)を28日に書いたあと、ちょっと日にちがすぎてしまった。今日は、いったんヘルニアを克服したかに見えたのが逆転されたてんまつを書こう。
 15年8月末をもって潮田先生の治療を終わった。左足親指の神経麻痺は除いて腰痛は克服した。以後、9、10、11月と順調に時が過ぎた。ドローイングを中心にストレッチと股関節周りのトレーニングをつづけるとともに、4、5キロのウオーキングをした。
 ところが11月末、背骨にチクチクとした痛みを感じた。湿疹をひとつ発見した。下着に虫がくっついているのか、物干し竿近くまで伸びている銀杏の木から虫が移ったのかなどと考えをめぐらせたが、間違いだった。
 12月1日左半身に5つほど湿疹が広がった。皮膚科に行ったらヘルペスだと告げられた。とりあえず1週間の薬をもらった。夜には幅の広い帯状に拡大した。翌日は、さらに幅広の赤い友禅流しのようなものが背骨から左腹にかけて二本斜めに流れる文様となった。シャツに10個ほどシミが付くようになったが、塗り薬をていねいに塗った。ちょうど1週間で抗ウイルス剤は中止となった。後は塗り薬だけで、きれいになるのを待つだけだった。
 ところが、ヘルペスの後遺症が現れた。左わき腹にサツマイモ状の腫れがあらわれ、これが肥大化していった。横も前も大きく脹れた。ヘルペス症状の腹の内部の神経がウイルスによって障害されて、筋肉がいうことを聞かなくなったのだ。左腹斜筋から腹横筋をつかさどる神経の障害だ。内臓がその重さで横にとびだした格好だ。思えば、わき腹の腹斜筋、横から腹直筋(普通にいう腹筋)の下までの腹横筋が、不随意筋のごとくに自動的に働いて内臓が横に飛び出すのを押さえてくれているのだ。ところがその筋肉を自動的にコントロールしている神経が機能停止した。腹斜筋と腹横筋の一部がだらんとした状態になった。鏡に体を映すと、じつに情けない格好になった。
 皮膚科で説明を受け、神経の回復をたすけるビタミンB12を処方してもらった。回復には数カ月かかるといわれた。ビタミンを飲んで腹筋体操をするようにいわれた。
問題は、1月21日に腰痛が始まったことだ。思いもかけないことだった。徐々に痛みが激しくなった。鍼灸院に行ったら神経痛は1週間でなくなった。だが臀部のこりがつづいた。実感として、これは体のバランスの崩れによるものだとわかった。おもに腹斜筋、一部腹横筋が働かなくなり、その結果、左右のバランスが崩れ、上半身下半身のバランスが崩れた。負荷の結節点がお尻だった。
 毎日風呂に入って温める、ほぐすことに気を付け、ドローインなどのトレーニングをつづけた。その結果、4月からは正常に戻った。
コメント
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