山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

中原教育長の人権侵害に断固とした処罰を

2015年02月22日 21時10分09秒 | Weblog
 中原徹大阪府教育長のパワハラ=人権侵害は想像を超える悪質なものだ。教育のトップの地位にいる資格はない。最低の人間を起用した知事の情実人事の責任は大きい。府議会は罷免にまで追い込むべきだ。

 ・職員Aに対して。
 統一テスト導入の議論で職員約40人の前で「職員としての不適切な態度から詰めて、知事のところに行きましょう。人を刺しに来るときは、刺され返されることを考えてやらないと。研修センターで研修してもらったらいい」
 立川教育委員に対して、「だれ(=知事)のおかげで教育委員でいられるのか。罷免要求を出します」とおなじ。「知事のところに行こう。研修センターで研修(=懲罰)してもらう」。不適格者だと断定して収容所送りのようなことをいって脅迫している。
 ・職員Cに対して。
 教員の評価方法の議論で、「全く理解できない。精神構造の鑑定を受けないといけませんよ」「プロレスでいえば、見えないところで凶器を持って攻撃しますよ。あらゆる手段を使ってねと発言。同僚職員が不適切と指摘したが撤回せず。人権侵害そのもの。かくれて凶器を持って攻撃すると脅す。脅迫罪。
 ・職員D
 教育長の英語改革の方針について指摘をすると、「誰が言っているのか」と問い詰め、仕方なく名前をあげると今度は「仲間を売るとはどういう人間か」と2~3時間追及。反省文としてレポートを書かせたが、「反省のチャンスを与えたことへの感謝の言葉がなく失礼」と修正させた。
 第三者委員会の評価は「著しく屈辱的と想像でき、体調不良や退職の原因となった。パワハラに該当する行為といわざるを得ない」と指摘。パワハラ=人権侵害で精神的に追い詰め、退職にまで至らしめたことの責任を徹底追及しなければならない。コミュニケーションに未熟さがあり、反省するなどという逃げ道を許してはいけない。

 松井知事は過去の事例に照らして罷免には該当しないなどと、身内には超甘い態度を示している。だが、過去にこんな事例があったのなら示したらどうだ。前代未聞だ。
 識者のコメントは正しい。脇田滋・龍谷大教授(労働法)「職員は自らの職責に照らして必要な意見をのべたにもかかわらず、頭ごなしに否定され、人格を非難するような言葉を浴びており、パワハラでも相当ひどい部類だろう。どこのブラック企業かと感じるような内容だ」(『朝日』2・21)
 森岡孝二・関西大名誉教授(企業社会論)「通常のパワハラはノルマが達成できないことへの叱責などが多いが、今回は意にそぐわない言動をした部下への報復的行為だ。これまで見た中でも相当悪質だといえる。高い倫理観が求められる教育現場で起きたことも問題。教育長にふさわしくないのではないか。(『毎日』2・21)
 『毎日』がある府立高校長の発言として「認定されたパワハラは氷山の一角。中原教育長はやめるべきだ」を紹介している。校長の中には府教委の事務局あがりの人も多い。とうぜん中原教育長のもとでの事務局の実態について状況を知っていた校長は多いと思われる。実態は、もっとひどく、広範囲で、悪質だということだ。教育の原理に相反するこんな人物をトップにおいていては、大阪の教育は崩壊してしまう。
 
 
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中原教育長の人権侵害に断固とした処罰を

2015年02月22日 21時10分09秒 | Weblog
 中原徹大阪府教育長のパワハラ=人権侵害は想像を超える悪質なものだ。教育のトップの地位にいる資格はない。最低の人間を起用した知事の情実人事の責任は大きい。府議会は罷免にまで追い込むべきだ。

 ・職員Aに対して。
 統一テスト導入の議論で職員約40人の前で「職員としての不適切な態度から詰めて、知事のところに行きましょう。人を刺しに来るときは、刺され返されることを考えてやらないと。研修センターで研修してもらったらいい」
 立川教育委員に対して、「だれ(=知事)のおかげで教育委員でいられるのか。罷免要求を出します」とおなじ。「知事のところに行こう。研修センターで研修(=懲罰)してもらう」。不適格者だと断定して収容所送りのようなことをいって脅迫している。
 ・職員Cに対して。
 教員の評価方法の議論で、「全く理解できない。精神構造の鑑定を受けないといけませんよ」「プロレスでいえば、見えないところで凶器を持って攻撃しますよ。あらゆる手段を使ってねと発言。同僚職員が不適切と指摘したが撤回せず。人権侵害そのもの。かくれて凶器を持って攻撃すると脅す。脅迫罪。
 ・職員D
 教育長の英語改革の方針について指摘をすると、「誰が言っているのか」と問い詰め、仕方なく名前をあげると今度は「仲間を売るとはどういう人間か」と2~3時間追及。反省文としてレポートを書かせたが、「反省のチャンスを与えたことへの感謝の言葉がなく失礼」と修正させた。
 第三者委員会の評価は「著しく屈辱的と想像でき、体調不良や退職の原因となった。パワハラに該当する行為といわざるを得ない」と指摘。パワハラ=人権侵害で精神的に追い詰め、退職にまで至らしめたことの責任を徹底追及しなければならない。コミュニケーションに未熟さがあり、反省するなどという逃げ道を許してはいけない。

 松井知事は過去の事例に照らして罷免には該当しないなどと、身内には超甘い態度を示している。だが、過去にこんな事例があったのなら示したらどうだ。前代未聞だ。
 識者のコメントは正しい。脇田滋・龍谷大教授(労働法)「職員は自らの職責に照らして必要な意見をのべたにもかかわらず、頭ごなしに否定され、人格を非難するような言葉を浴びており、パワハラでも相当ひどい部類だろう。どこのブラック企業かと感じるような内容だ」(『朝日』2・21)
 森岡孝二・関西大名誉教授(企業社会論)「通常のパワハラはノルマが達成できないことへの叱責などが多いが、今回は意にそぐわない言動をした部下への報復的行為だ。これまで見た中でも相当悪質だといえる。高い倫理観が求められる教育現場で起きたことも問題。教育長にふさわしくないのではないか。(『毎日』2・21)
 『毎日』がある府立高校長の発言として「認定されたパワハラは氷山の一角。中原教育長はやめるべきだ」を紹介している。校長の中には府教委の事務局あがりの人も多い。とうぜん中原教育長のもとでの事務局の実態について状況を知っていた校長は多いと思われる。実態は、もっとひどく、広範囲で、悪質だということだ。教育の原理に相反するこんな人物をトップにおいていては、大阪の教育は崩壊してしまう。
 
 
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