山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

木曽のヒノキの赤沢美林を散策

2014年06月06日 23時15分35秒 | Weblog
 退職教職員の会の一泊旅行で木曽のヒノキの美林の見学、散策をした。長野県木曽郡上松町の赤沢地区のヒノキの天然林だ。
 徳川の尾張藩は、一時荒れた木曽の山を「木一本、首一つ」というきびしい規則で伐採を禁じ、保護した。よみがえった山が、明治時代に「御料林」として皇室財産に組み入れられ、戦後は「国有林」となった。戦後大量に伐採されたが、上松町の赤沢地域は保護林とされ、1969年には日本で最初の「自然休養林」に指定された。1987年には森林鉄道が復活し、今や森の文化を学び、森林浴効果を実感する教育とレクレーションの場として活用されている。
 手入れをしないヒノキの原生林の姿は圧倒的だ。樹齢300年のヒノキの大木が無数にある。その直径だけでなく木の高さにもおどろく。赤沢地域が海抜1000mはあるので、空気はひんやり、ヒノキの出す香りに心が癒される。ガイドさんに案内された90分の森林浴で寿命が少し延びたような気がした。
 
コメント
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