山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

安倍お友達NHK人事の害悪、籾井会長が就任会見で暴言

2014年01月26日 10時20分45秒 | Weblog
 NHK新会長の籾井(もみい)勝人氏(70)が25日(2014.1.25)の就任会見で、NHKの政治的中立をふみにじった暴言をはいたことが問題となっている。
 従軍慰安婦はドイツにもフランスにもヨーロッパはどこでもあった、韓国は日本だけが強制連行したように言うからややこしい、日韓基本条約で(補償問題は)全部解決している、国際放送で尖閣、竹島など領土問題について明確に日本の立場を主張するのは当然だ、政府が右というものを左というわけにはいかない、政府とかけ離れたものであってはならない、などと個人的政治信念をHNK会長の立場で表明した。
 NHKを安倍自民党政府の宣伝機関とするかのような異常な会見だ。安倍首相が経営委員にお友達をおくりこみ、その経営委員が選んだ新会長が籾井氏だ。安倍首相はあっという間に、NHKを自分の右翼的な宣伝機関につくりかえる布陣を敷いたことが、この会長発言で証明された。
 だがこの籾井氏のいうことは、歴史的事実にもとづかない信仰告白のようなもので、安倍首相や橋下大阪市長、石原維新代表、田母神知事候補らの発言とおなじだ。事実を何よりも重んじるジャーナリズムを否定する発言だ。政府と同じ立場で放送をすると宣言したことは、NHKの政治的中立をくつがえすもので放置できない。すみやかに辞任すべきだ。
コメント (2)
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