山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

橋下氏の子どもにギャンブル発言に抗議する 知事辞職を要求する

2010年10月29日 23時06分51秒 | Weblog
 友人から橋下知事が、子どもを小さい時からギャンブルさせるべきだととんでもないことをテレビで言っていたと聞いたのだが、今日の(2010・10・29)『朝日新聞』に「橋下知事『小さい頃からギャンブル、勝負師に」という見出しの記事があった。
 こんなことを国会議員を相手にしゃべった。「ギャンブルを遠ざける故、坊ちゃんの国になった。小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にするためにも、カジノ法案を通してください」と。さらに「増税よりもカジノ。収益の一部は教育、福祉、医療に回す。隣の兵庫県知事が反対しても無視。わいざつなものは全部大阪が引き受ける」とも。
 日本ほどギャンブルの溢れた国はないと思うのだが、ただカジノというギャンブルが合法化されていないというだけだ。ギャンブルは遠ざけられていない。パチンコや賭けマージャンは子どもの生活の隣にあるのは全国民周知のことではないか。橋下の言説は声が大きいだけでウソばっかり。
 小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね勝負師にするという。なんという暴言。違法発言。弁護士資格なし。知事の職にはふさわしくない。やめるべきだ。さんざん教育にくちばしを突っ込んできたがやめろといいたい。
 小さい頃からギャンブルを積み重ねることを知事が要求することはゆるされないことだ。この一言で知事の資格はない。こんな人物を放置しておくならマスコミも府民もその見識が問われる。
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あまりにひどい ホームレスを追い詰める「空き缶持ち去り禁止条例」

2010年10月29日 07時30分42秒 | Weblog
 昨日(2010・10・28)、京都市議会で家庭から出された空き缶を持ち去ることを禁止する条例が可決された。全国的にこの条例が広がる様相だ。28日『朝日』が夕刊トップで大々的にこの問題を取り上げている。禁止条例をつくった理由は、「業者らしき車が大量に菅を持ち去った」「市指定の有料ゴミ袋で出す意味がない」という苦情が寄せられていたということだ。
 私が朝出勤する時に見るのは、自転車の荷台に、菅を入れたビニール袋をくくりつけたり、ぶら下げたりして運んでいるホームレスの人やホームレスでなくても生活ができなくて困っている人たちだ。いまだ一度もトラックで回収して回っているのを見たことがない。そういう業者がいることは事実なのだろう。でも回収しているのはほとんどすべて生活に困った人たちだ。
 反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんは、「野宿者が生活の糧とする空き缶回収の禁止は時代に逆行する動き」だと批判している。わたしも同感だ。ホームレスの人々の生活が追い込まれるのは誰でもわかる。だのになぜそんなことをするのか。その神経がわからない。そこまでいじめなくてもいいだろう。なぜ広い心を持てないのか。ほんとに情けない。ホームレスの人々は今日はこの町、明日はあの町と自転車をこいで、汗を流しながら働いている。わたしの家の裏の小さな運動公園の道で毎日カンカンと音がする。缶を集めた人がつぶして小さくしているのだ。そんな毎日の労働と生活を妨害し、禁止する。そんなことをしていい世の中になるのか。
 今日(10・29)の『しんぶん赤旗』の関西のページに、この今日都市議会の条例可決のことが載っていた。共産党はこの「廃棄物処理条例」=空き缶持ち去り禁止条例から缶持ち去りを削除する修正案を出し、反対討論を行ったそうだ。弱い立場の人の足をひっぱるような冷酷な社会はまっぴらだ。
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