ニューエイジクリスチャンの誕生
ある日の瞑想中にマスターは、私が徹底したクリスチャンでなければならないというメッセージを送ってきました。私はあまりにもびっくりして、何度もその事実を確認しましたが、私はクリスチャンでなければならないという高等自我の声は変わりませんでした。彼は私にクリスチャンとしての使命を与えました。それはキリスト教会に入って、「クリスチャンの瞑想グループを立ち上げよ」ということでした。マスターは私に、すべての具体的な聖書の教えを無視して、愛と連合を強調し、瞑想を通して神からの直接的メッセージを受けなければならないという教えを、クリスチャンに分け与えるように言いました。私のようにニューエイジの思想を持ってキリスト教会に通うクリスチャンをニューエイジクリスチャンと呼びます。私はクリスチャンとして教会に通うようになり、彼らと一緒に聖書研究をしました。もちろん、聖書の御言葉をニューエイジ思想に基づいて解釈しいったのですが、そうこうしているうちに、私は他の人からは、生まれ変わったクリスチャンとして献身的に働く人と見られるようになっていきました。
教会の担任牧師に瞑想の有益さについて話しました。すると彼は私に瞑想グループを指導してくれるように勧めました。私がキリスト教会に入ってみると、そこにはすでにニューエイジに染まった牧師や指導者がたくさんいるのを知りました。彼らは聖書に示された神様の真理を正しく理解しようと努めることよりも、聖霊運動という名のもとに超自然的な奇跡を強調し、霊界との接触を試みる教会がたくさん存在していました。聖書の御言葉の知識が不足しており、その教えを重要視していない人々をニューエイジの思想に染めるのは非常に簡単でした。
ニューエイジクリスチャンに改宗したばかりでなく、私はもう一つの驚くべき経験をしました。ある日の夕方の瞑想の時間に、突然回りが紫色に満ちて見え、全身に歓喜があふれました。非常に特別な経験でした。そうしてあまりに明らかな姿で、マスターが現れたのですが、そのマスターは、それまで私を導いてきたマスターよりもはるかに輝いた姿をしていました。私は「あなたは誰ですか？」と尋ねたところ、彼は「私はイエス・キリストである。あなたはこれから私の教えを直接受けることになるだろう」と言いました。私はあまりにも驚いたのですが、クリスチャンに改宗したため、私のマスターがイエス・キリストに変ったのだと理解しました。誤った思想を受け入れた私は、完全な欺瞞の中で悪霊に支配されていったのでした。真理の知識がなかった私は悪霊の偽りを見分けることができず、抵抗することもありませんでした。
