はくはつフクロウの独り言

白髪混じりの薄髪。初老フクロウのひとりごと。

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単眼鏡

2007年07月12日 | その他

展覧会に行く機会が増えそうなので購入した。倍率は4倍である。

売り場には、4倍、6倍、8倍の3種類があり、それぞれ試していたところ、店員が近づいてきて以下のやりとりがあった。

 店:何にお使いですか?
 私:展覧会です。
 店:絵と彫刻のどちらが多いですか?
 私:主に絵です。
 店:であれば、4倍をお勧めします。
   理由は、見える範囲が広いこと、それに伴い明るいこと
   それに、手ぶれが少ないことです。

ちなみに、倍率が大きいほど値段は高いのだが、客の使用目的を尊重した、行き届いた対応で、彼の助言に従った。

小型・軽量で、最短で20cmの距離まで焦点が合い、重宝している。

最後に参考として、それぞれの仕様を示す。

 4倍6倍8倍
実視界11.5゜9.3゜6.8゜
1000m先の視界201m157m122m
明るさ9.07.16.3
明るさ9.07.16.3
至近距離20cm25cm25cm
長さ5.8cm7.0cm10.2cm
重さ60g65g80g

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算法少女

2007年04月19日 | その他

江戸年間、安永5(1775)年に出版された和算書の題名である。
56ページの小冊子で、序、円周率の話、、本文(問題)、円周率の公式、後記、という構成になっており、原本は国立国会図書館、東大附属図書館などに数冊残っているとのこと。

序は女性言葉で、「たらちを* 過ぎにしころ ものがたりしたまひけるは・・・」(お父さまが 以前お話になったことですが・・・)で始まり、自分が父親から算法(和算)を習ったこと、そして習った問題を本にした**こと、この本が算法を学ぶ人に役立てばうれしいと書かれているそうである。

写真の本は、著者、遠藤寛子さんが原本に触発され、各種調査の後に書いた少年少女向けの歴史小説。

算法の研究を趣味とする町医者千葉桃三の娘「あき」が才能を発揮し、浅草寺に奉納された「算額」の間違いを見つけ当時の「主流」関流と対決することになる、「算法少女」を出版する**、町人の子供達向けの算法塾を開くなどの活躍をする様子を描いたもので、「少年少女むけ歴史小説の名作」だそうである。

大人が読んでも面白い。

また、本筋からは外れるが、円周率に関する以下の記述に驚いた。
 ・中国では、450年頃、祖冲之という学者が 3.145926 まで算出している
 ・日本では、1712年に出版された、関孝和の遺稿に 3.14259265359弱 と書かれている

長く絶版になっていたが、2006年に「ちくま学芸文庫」として復活。このことも、「良い話」である。

* 「垂乳男」:「垂乳女(たらちめ)」の対語で、父親のこと。今回初めて知った。
** 現在は、実際の著者は千葉桃三で、「あき(章子)」という娘がそれを手伝ったと言われている。
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賢者の贈り物

2005年12月24日 | その他
「1ドル87セント。それで全部だ。・・・明日はクリスマスというのに。」で始まる、オー・ヘンリーの作品。

ご存知の方が多いと思うが、あらすじは以下の通りである。
安アパートに住む貧しい夫婦が、相手へのクリスマスプレゼントを買うために、自分の大切なもの、妻は美しい褐色の長髪、夫は祖父から伝来の金時計、を金に換える。
そして、妻が夫のために買った物はプラチナの時計用の鎖、夫が妻のために買った物は宝石をちりばめた鼈甲製の櫛だった。

初めて読んだのは随分前のことだが、そのユーモア、ペーソスに感心した。

手許にあるのは、大久保康雄訳の新潮文庫。
奥付を見ると昭和41年10月30日発行、定価70円とある。

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