はくはつフクロウの独り言

白髪混じりの薄髪。初老フクロウのひとりごと。

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歓喜の歌

2008年02月25日 | 映画

立川志の輔の同名の新作落語の映画化。

市営の文化会館で12月30日に発覚した翌日の公演のダブルブッキングをめぐる喜劇。

約束どおり?のハッピーエンドなのだが、本筋だけでも大変なのに、沢山ある(ありすぎる)脇筋まで全部がうまく行くのは出来すぎである。

ということで、評点=7点(10点満点)。
これには、劇中で歌われる、ハレルヤ・コーラス、竹田の子守唄、ダニーボーイ、トルコ行進曲などに対する評価が入っている。

映画館で映画を見るのは一昨年11月以来であった。

今は「いずれかが50歳以上の夫婦ペア¥2000(年齢は要証明)」という割引があり、基本料金(1800×2)との差額で昼食が食べられるのがありがたい。 

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眠狂四郎殺法帖

2007年02月13日 | 映画

1963年 角川ヘラルド映画(公開当時は大映) 81分

「全番組無料」が売り物の「パソコンテレビGyaO(ギャオ)」で放送中(3月5日まで)。

37歳で夭折した市川雷蔵(1931~1969年)の「あたり役」で、12本作られたうちの第1作。
暗い過去を背負ったニヒルな男を好演している。

若山富三郎が城健三朗という名で出ているし、中村玉緒が若くて美しい。

少しだけ見るつもりが、ついつい最後まで見てしまった。
途中でCMが何度も入るのが欠点だが、「無料」なので仕方なかろう。
眠狂四郎と言えば市川雷蔵、市川雷蔵と言えば眠狂四郎。

かって、時代劇(というよりも「チャンパラ」)の黄金時代があった。
少し思い出すだけで、東千代之介(1926~2000年)、嵐寛寿郎(1903~1980年、「鞍馬天狗」が代表作。300本以上!に出演)、市川右太衛門(1907~1999年、「旗本退屈男」が代表作)、大川橋蔵(1929~1984年、TVの「銭形平次」が有名)、片岡千恵蔵(1903~1983年)、高田浩吉(1911~1998年)、月形龍之介(1902~1970年)、中村錦之輔(1932~1997年)といった名前がスラスラと出てくる。

評点=8点(10点満点)
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ALWAYS・三丁目の夕日

2005年11月13日 | 映画

西岸良平作の「国民的コミック」(シリーズ総発行部数1,400万部)「三丁目の夕日」の映画化。

昭和33年※の東京を舞台に、そこで暮す人々の笑いと涙の物語。
当時の町並みが再現されるとともに、集団就職、三種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)、扇風機、ダイハツ・ミゼット、医師の往診、力道山、ゴム動力の紙飛行機、フラフープ、駄菓子屋の「当てもの」(映画ではクジの結果を知るために水に浸していたが、我々は舐めていた)等々懐かしい光景に満ちている。

悪人は登場せず、個々のエピソードも分りやすくて、2時間13分を長いと感じなかった。
特に、冷たく送り出されて、手紙を出しても返事が来ないので「口減らし」のために東京に集団就職で出されたと思っている少女が、雇い主から、親から、子を案じて様子を聞くものの、本人には「里心」がつくので、そのことを知らせないように頼む手紙が毎月届いていたことを告げられるエピソードは泣かせる。

「戦争の影が残り、豊かではなかったが、いい時代だったのだな~」が実感である。

評点=9点(10点満点)

※昭和33(1958)年は以下のような年であった。
・政治
 首相:岸信介、米大統領:アイゼンハワー
・重大ニュース
 皇太子(現天皇)婚約、1万円札発行、関門トンネル開通、東京タワー完成
・流行語
 「イカす」、「黄色いダイヤ」、「団地族」、「ながら属」
・ヒット曲
 夕焼けとんび、おーい中村君、からたち日記、おつかいありさん
・プロ野球
 長島、巨人軍に入団
 日本シリーズで、西鉄が巨人と対戦。3連敗後に4連勝。

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錨を上げて

2005年11月08日 | 映画

1945年 アメリカ映画 139分

ジーン・ケリーとフランク・シナトラが扮する水兵が4日間の休暇中に繰り広げるラブコメディー。
悪人は登場せず、ハッピーエンドで、明るいミュージカルである。

見所は3つ。
・ジーン・ケリーのタップダンス。「トムとジェリー」のジェリー(ねずみ)と踊るアニメーションとの合成シーン。「バルコニーの場」とでも言うべき場面でのタンゴ(このシーンは空想のラブシーンで女性がバルコニーから落としたバラを追いかけると、地上での現実ラブシーンになる、という凝った作りになっている)。

・ピアニスト、ホセ・イトゥルビ※の演奏シーン。特に野外ステージで20台のグランドピアノを使って演奏する「ハンガリー狂詩曲」。

・当然のことながら、マーチ「錨を上げて」の演奏シーン。
また、好きな人にはフランク・シナトラの歌も見所に入るであろう。

評点=8点(10点満点)

※ホセ・イトゥルビ(1895~1980)。スペイン生まれのピアニスト、指揮者、作曲家。1929年にアメリカデビュー。
スペイン、バレンシアでは彼の功績を称えて、1981年から隔年で「ホセ・イトゥルビ国際ピアノコンクール」が開催され、昨年が第14回だったそうだが、彼の実力、人気について私は何も知らない。
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Ray/レイ

2005年09月13日 | 映画
2004年 アメリカ映画 152分

レイ・チャールズの伝記映画。

演奏中のピアノの鍵盤がゆがみ、サングラスに映っていることが分るトップシーンが秀逸。

貧困、弟の死、失明、女性遍歴、婚外子の誕生、麻薬中毒など、負の面も描かれている。

故郷ジョージア州の議会が、彼の「永久追放」を取り消し、「わが心のジョージア」を州歌にし、議事堂内の全員がスタンディング・オーベーションをするラストシーンが感動的。

アカデミー賞主演男優賞を受賞したジェイミー・フォックスの演技は当然として、妻役、子供時代を演じた子役の演技も光っていた。

評点=9点(10点満点)
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レッド・バイオリン

2005年09月10日 | 映画
1999年 カナダ映画 131分

「レッド・バイオリン」と名付けられた架空の名器をめぐる人間ドラマ。

現在のオークションシーンと過去のシーンとが交互に現れ、その都度オークション参加者の素性が明らかになるという作りが凝っている。
また、過去のシーンで「レッド」と名付けられた理由も明らかになる。
短いシーンであったが、機器をを使った鑑定も興味深かった。

この監督、フランソワ・ジラールは「グレン・グールドをめぐる32章」も製作しているそうで、こちらも見てみたい。

評点=7点(10点満点)
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ラヂオの時間

2005年09月05日 | 映画
1997年 日本映画 103分 監督:三谷幸喜。
生放送のラジオスタジオを舞台にした喜劇。

主婦の初脚本のドラマが、主演女優のワガママから原形をとどめぬまでに書き換えられるものの、その精神は残るというハッピーエンド。

市川染五郎、宮本信子、桃井かおりがチョイ役で出るなど、配役が豪華。井上順、藤村俊二がいい味を出している。
また、エンディングタイトルで出演者を「あいうえお順」に紹介するのも面白い。。

「抱腹絶倒」のドタバタ喜劇。映画に深刻さを求める人には評判が悪いが私は評価する。

評点=8点(10点満点)

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シコふんじゃった

2005年07月31日 | 映画
1991年 日本映画 周防正行監督 103分

5年後に「Shal We ダンス?」を作った周防正行監督の作品。

いわゆる「スポ根コメディ」である。

就職が内定した主人公が、卒業したさに廃部寸前の相撲部に入部し、最低ランクの三部ではあるが優勝し、二部との入れ替え戦にも勝利するという映画。

チビッコ相撲にも負けた素人集団が優勝するとか、女性がサポーターで胸を隠して土俵に上がるとか、「荒唐無稽」な筋ではあるが、楽しめる。

難しいことは言わず、娯楽映画として楽しめばよいと思う。

ラストに流れる、おおたか静流の「林檎の木の下で」が印象に残った。彼女はアルバム「Repeat Performance」の解説で「明日また逢いましょう…のフレーズが、ストーリーの余韻と一緒に、すーっと流れ込んでくるんです。ああいう、パチンとドングリを落としたような、カラッとした使い方が好きです。」と言っている。

評点=9点(10点満点)
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ウォーターボーイズ

2005年07月20日 | 映画
2001年 日本映画 矢口史靖監督 91分

男子高校生のシンクロナイズドスイミングがテーマの青春・スポーツコメディ。
順序は前後するが、矢口史靖監督は「スウィング・ガールズ」を作っている。

「男のシンクロ???」と思っていたが、そうでもない。
体操の「床」が男女両方あるように、シンクロ男子があってもよいのではないかと思わせるほどである。

時間も適当で、肩も凝らず、気楽に見られる映画である。

評点=8点(10点満点)
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王様と私

2005年07月10日 | 映画
1956年 アメリカ映画 133分

ユル・ブリンナー(アカデミー主演男優賞受賞)、デボラ・カー主演のミュージカル。
「オクラホマ」(1955年)、「南太平洋」(1958年)、「サウンド・オブ・ミュージック」(1964年)などをヒットさせた、オスカー・ハマー・スタイン・Jr、メアリー・ロジャースのコンビが音楽を担当した作品。

シャム王室の家庭教師として招かれたイギリス人女性が国王と衝突を重ねるうちに理解し合い、愛し合うようになるという話。

ご存知「Shall we dance ?」の本家本元。傑作ミュージカルである。
公開当時はブリンナーの台詞、「エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ」が流行語になったことであろう。

なお、overture、intermission の音楽、exit music と、音楽の面でも凝っている。

評点=8点(10点満点)
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