『ボーリング・フォー・コロンバイン』でアメリカの銃社会を、『華氏911』でブッシュ政権とイラク戦争を痛烈に(オモシロおかしく)批判したマイケル・ムーアが今度は、医療問題に切り込む。
カメラはケガをした男性が高額な医療費を支払えず、自分で傷口を縫うシーンや、これまた医療費のせいで自宅を売却せねばならなくなった夫婦など、さまざまな「現状」が映し出される。どれもこれも痛々しい。えっ!?と声を上げてしまいそうになるような金額の医療費や薬代がどんどん飛び出す。彼らは保険会社から締め出しを喰らった無保険者なのだ。
苦しむ患者をよそに、製薬会社、病院、保険会社、それに政府、議会がズブズブの関係であることが次第に明らかになる。何よりも驚いたのが、「国民皆保険なんてものは、社会主義の医療だ」という発言。こんなことイデオロギーの問題じゃないだろ!ある意味、アメリカらしい言葉でもあるなとも思う。
911の時にボランティアで駆けつけて、病気になってしまった人たちを、キューバの病院に連れて行ったり、反ムーアサイトの管理人の病気になった奥さんために寄付をしたり。マイケル・ムーアは偽善者と言われても構わないというようなスタンスで、語りかける。今作では、アポなし突撃がほとんど無い。彼らしくないなあ、もっと過激にやって欲しいのに、と思う反面、それは、観客自身に行動を起こして欲しい、そんな気持ちからだろうかとも感じる。
カメラはケガをした男性が高額な医療費を支払えず、自分で傷口を縫うシーンや、これまた医療費のせいで自宅を売却せねばならなくなった夫婦など、さまざまな「現状」が映し出される。どれもこれも痛々しい。えっ!?と声を上げてしまいそうになるような金額の医療費や薬代がどんどん飛び出す。彼らは保険会社から締め出しを喰らった無保険者なのだ。
苦しむ患者をよそに、製薬会社、病院、保険会社、それに政府、議会がズブズブの関係であることが次第に明らかになる。何よりも驚いたのが、「国民皆保険なんてものは、社会主義の医療だ」という発言。こんなことイデオロギーの問題じゃないだろ!ある意味、アメリカらしい言葉でもあるなとも思う。
911の時にボランティアで駆けつけて、病気になってしまった人たちを、キューバの病院に連れて行ったり、反ムーアサイトの管理人の病気になった奥さんために寄付をしたり。マイケル・ムーアは偽善者と言われても構わないというようなスタンスで、語りかける。今作では、アポなし突撃がほとんど無い。彼らしくないなあ、もっと過激にやって欲しいのに、と思う反面、それは、観客自身に行動を起こして欲しい、そんな気持ちからだろうかとも感じる。
見えないところでいろんなところに手が回ってる。
アメリカで鉄道や地下鉄が発達しなかった理由、
保険や年金制度が整わない理由なんかは
あからさまだよね。
それにしてもキューバの医療制度はすばらしい。
困っている人を支えるシステムになんでならないんだろ。
舛添厚労大臣には、ばっさりやって欲しいわあ。