連続優勝

重圧制し・連続優勝
宮里　藍
　　

米女子プロゴルフツアー、今季第２戦ＨＳＢＣチャンピョンズ最終戦
シンガポールのタナ・メラ・CCで最終ラウンドを行い、首位で出た宮里　藍が、
先週に引き続き日本勢として初となる２週連続優勝を果たした。
今大会ただひとり2桁アンダーの10アンダーとして優勝。
1966年のマリリン・スミス(米国)以来、44年ぶりとなる米国女子ツアー
開幕2連勝の快挙でした。

藍ちゃんは、前日「最終戦は１８ホールの流れの中で、揺れる自分をどう
コントロールするかがカギ」と言ってスタートしたが、1,2番のパットミスから
連続ボギー、このような状態から立て直せるのが、今の藍ちゃんの強みで
アウトを何とか首位グループに踏みとどまり、後半11番12番13番でストロークする
ことに集中し３連続バーディー、昨日イーグルの16番では難なく
バーディーを奪い、終盤崩れたクリスティ・カーを一気に突き放した。
しかし先週からの疲れと、過酷なまでの酷暑も加わる中、克服しての快挙で
手にいれた、連続の優勝は「先週よりも自信が数倍ついた」と胸を張った。
２位には２打差でクリスティ・カー（米）
この大会では「去年は申ジエ、おととしはオチョアが勝った大会で、
その次に自分の名前が刻まれるのはうれしいと試合後に語った。
この先週からの開幕２連戦には昨年賞金女王、申ジエ・最優秀選手のオチョア等
米ツアーの有力選手が顔をそろえた中で、なお、この難コースでの２試合で
連勝するのは容易ではなかったであろう、それも過去４年間苦しんで掴んだ
過去の努力が、藍ちゃんの言う試合に備える「モチベーションの継続・気持ちを
最後まで切らさない・耐える」など自分にいつも高いハードルを課すことで、
「いつも言ってるが、自分は最優秀選手を目指し、一瞬のきらめきでなく、
年間通して活躍することが重要だ」と、今の藍ちゃんが、この２戦で見せた
心技体の強さなら、これからも藍ちゃんには大いに期待出来る、
ただ、日本の国内と違い、米国のツアーは移動も大変で、自分自身の
体調管理に注意して、故障しないように無理せずプレーに臨んでほしい。
来週から始める国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」
に藍ちゃんが参戦、凱旋帰国し勢いづいた“藍ちゃん”の、地元沖縄での優勝に
期待したい。