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今更ヴァレンシアテスト!

2007年02月06日 20時13分20秒 | Honda Racing
今更ながらの記事をもう一つ書かせてください。
先週、ヴァレンシアでの合同テストについて。

マクラーレンが他を圧倒するタイムを連日出してましたね。
Honda・中本STDをもってして、「猛烈に速い」と、現段階で言わしめてます。
フルハティさんの記事を拝借させてもらいまして(勝手にスイマセン。不都合があればご一報を)、4日間も各チームトップタイムは以下の通りでございます。

1.マクラーレン(ルイス)1:11.119
2.トヨタ(ラルフ)1:11.284(+0.165)
3.ルノー(フィジコ)1:11.522(+0.403)
4.フェラーリ(キミ)1:11.855(+0.736)
5.BMW(ニック)1:11.976(+0.857)
6.レッドブル(ウェバー)1:12.776(+1.657)
7.ホンダ(バトン)1:12.915(+1.796)
8.SAF1(アンソニー)1:13.144(+2.205)
9.ウィリアムズ(中嶋)1:13.944(+2.835)

Hondaがワークス中、ダントツの最下位!
周回数も熟成度も現時点では全然低かったハズの、レッドブルにすら遅れをとっております。
しかもトップとは1.8秒差でございます。


(Honda勢トップのタイムを出した、バトン様)


ムムム・・・
攻めた新車はやっちゃった!?
って、まだ始まったばかり。
一応、今回のテストで感じたことを。

まず、楽観できる材料
①燃料搭載量が不明
②トップタイムのマクラーレンは当地ですでに 340周 走っていた
③他チームの多くの新車は、正常進化形(だと言える)なマシンなので、熟成度が違う
④ヴァレンシアサーキットの特性

こんな感じでしょうか?
①は、もうそのまんまです。これで『実はHondaも空タンだった』なんて言われたら、目の前真っ暗なんですが、中本さんのコメントを聞く限り、まだ予選走りはしていない感じなんで、切実に信じたいです。
②は、マクラーレンは新車を発表してから、ヴァレンシアでばっかり走っているんですよね。だから、どうやったって新車にはヴァレンシアでのデータが多いので、ある意味速くて当たり前かと。
③は、あの今宮さんが「ここまで変えてきて、あ~あ、やっちゃった~。ってならなきゃいいけど」と言うくらい、Hondaは変えてきたので、やはりまだ新車に関してまだまだ手探りな部分が多いでしょう。
④は、ヴァレンシアサーキットは路面のミューが低く、低速コーナーが多く、モナコやハンガリーのテストに適している。と言われているコース。特に空力の評価には不得手との事。


逆に懸念材料は
『そんなこと言ったって、1.8秒は問答無用に遅れすぎだろ!』という事でしょう。
ヴァレンシアサーキットは4kmキッカリの短いサーキット。
仮に空タン vs 燃料50kg積だとしても、1秒強しか違わないでしょうから、それでも全然遅いです。(実際はもっと軽いでしょうし)
まぁ、他にも回転数抑えているのかも?とかもありますが、ホモロゲエンジンの耐久性面の開発を考えると、そこまでわざと抑えることもしていないと思いますし。
そう考えると、「ウゥ~ン」


(バリケロさん、今年もマシン開発もお願いしますよ)


救われるのは、両ドライバーの感触の良さと、何よりあの中本さんの自信満々さ。
中本さんは一般的な場合とは逆に「開幕戦は期待しないで」とは言いながらも、「シーズン中には絶対勝つから」と言っています。
かなり長期的に弾を計画しているのでしょうかね。


以上長々書いてきましたが、基本的には自分を安心させたいのが一番なんです(笑)。
もう、今日から合同テスト第2弾のヘレステストが始まります。(どうやら参加チームは、マクラーレン、ルノー、フェラーリ、BMW、トヨタ、レッドブル、ウィリアムズ、そしてHondaの計8チーム)
とりあえずHondaは、今回から新しいリヤのサスペンションを投入予定との事なんで、まずは“1.8秒”をどこまで縮められるか、期待です。