吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

シロヤリタケ

2015-06-30 | Weblog
 今日は昼から待望の雨の予報。午前中市内の森を歩く。雨が降ればまた森は活気づくに違いない。

 行きたいところはたくさんあるが、そのすべてを歩くわけにはいかない。
 とにかく気にかかる特定のきのこに会える機会を失しないよう、万全の目配りが必要となる。

 午後は雨の中を、前立腺ガンの検査のため市内の泌尿器科へ出かける。血液検査の結果は数日後に聞きに行くこととなる。
       「今日の写真」
       
       ウラグロニガイグチ Sutorius eximius カサ径7cm。以前はニガイグチ属にくくられていたが、ウラグロニガイグチ属になっているようだ。
                 
                 ビロードチャワンタケ Jafnea fusicarpa 椀の径1.5cm。キイボカサタケとのツーショット。
       
       クロノボリリュウタケ Helvella lacunose 高さ4cmほど。この個体はカサが黒ではなく青みがある。
       
       シロヤリタケ Clavaria acuta 高さは5cmほどになるが、これは3cmちょっと。透明感のある柄がある。華奢なきのこで、雨の
       当たらない所を好むように見える。
       
       ツチグリ Astraeus hygrometricus 扁平球の径は2.5cm。あちこちで見られた。
       
       ヌメリニガイグチ Tylopilus castaneiceps カサ径3cmほど。
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ウコンクサハツ

2015-06-29 | Weblog
 今日は徳地方面へ出かける。
 昔は雪が多く、シイやカシの最適地ではなかったようだが、ここ何十年と雪の量が圧倒的に減り、シイやカシが勢いをつけている。
 アカマツは既にあらかた駆逐され、コナラも陰樹はびこれば陽樹が滅ぶという流れの中にあるように思われる。

 夏のきのこはもうすぐと言い聞かせながら、目を皿のようにしてきのこを探す。
 例年秋吉台で見かけるウコンクサハツ(Russla ballouii)と思えるきのこは、昨年は一個も見つけることが出来なかった。ところが今日はこの徳地の森で早々と見つけることが出来た。再会を歓び丁寧に撮る。
 日中は30度近い気温とのことであったが、涼しい風があり、快適な山歩きであった。
 しかし、一日中歩くと、翌日に疲れが残るようになったので、半日野外半日室内を励行したいと思っている。

       「今日の写真」
       
       ハグロチャツムタケ(木仮)  Gymnopilus sp. カサ径6cm。コナラの倒木に出ていたやや老菌。若い菌はヒダを傷つけると黒く
       なるが、老菌はヒダ面を傷つけても、ほとんど変化がない。KOH水溶液をカサにかけると黒くなる。
       
       同上 老菌のヒダの様子。
       
       ベニサラタケ Melastiza chateri 椀の径1.2cm。裸地に出る。
     
     ザラミノヒトヨタケモドキ Coprinopsis echinospora カサ径2cmちょっと。胞子はイボに覆われ、8.3×5μmほど。別称ミヤマザラミノヒトヨタケ。
     
     カッパツルタケ Amanita battarae カサ径6cm。カサはカッパの皿を思わせるのでこの名がある。柄は淡灰褐色でやや鱗片状。『新潟県
     のきのこ』に掲載されている。
     
     同上 幼菌 カサ径3cm。
       
       アオゾメクロツブタケ Rossbeevera eucyanea 径3cm弱。昨年見た場所を探せば、落ち葉の下に溢れていた。
  
  ウコンクサハツ(ウスキハツタケ(青木仮称)と同一種のようだ。) Russula ballouii カサ径5cm。カサは淡黄土色地に黄土色の細かな粒を密布する。
  柄の上部は白色で下部はカサと同様の細い粒を密布する。胞子紋は淡黄色。胞子は微イボに覆われ、広卵形で8.3×6.7μm。
  カサにKOHを滴下すると鮮やかな橙黄色になり、『日本のきのこ図版』に書かれているとおりである。
     
     同上 胞子の写真。聞くところによると、本種はクサハツ節ではないようで、『新潟のきのこ』に掲載されている和名のウコンクサハツは妥当
     ではないような案配。さてどうしたものか?
       
       オニフウセンタケ Cortinarius nigrosquamosus カサ径4cmちょっと。
     
     ナツノカワムラフウセンタケ Cortinarius purpurascens f. eumarginataminor カサ径4cm。点々と出ていた。紫色が濃い。
       
       キイロイグチ Pulveroboletus ravenelii カサ径5cm弱。
       
       ベニタケ類 Russla sp. カサ径12cm、柄の下部の太さは4cm近い。近い距離に4個出ていたが、どれも皆巨大であった。
       
       トガリツキミタケ Hygrocybe acutoconica f. japonica カサ径2.5cm。
  
  アクシバ 実も可愛いが、花も可愛い。
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アケボノタケ

2015-06-28 | Weblog
 昨日は歩きすぎであろうか、朝起きがけに右足のふくらはぎが激しくつる。
 ストレッチを丁寧にやっているのだが、とにかく足がつりやすくなっていることは間違いない。寝起きの背伸びなどは厳禁である。

 朝うれしいニュースを知る。なでしこジャパンが先のオランダ戦に続いて、オーストラリアにも見事な連係プレイで勝った。
 あのチームプレーのすばらしさは歴史に残るのでは、と思う。

 今日は気分良く、萩方面を徘徊することにして出かける。もうコナガエノアカカゴタケが出る頃だが、と探したが全く見ることが出来なかった。
 海辺がだめなら山へと方向を転換すれば、思いがけなくアケボノタケに出会う。
 以前は薄暗いモウソウチク林で見たが、なんと陽がさんさんと照る芝地に点々と10個ほど出ていた。
 このきのこはカサが裂けることを厭わないようで、カサはしばしば裂けている。何年かぶりに出会い、その姿を満喫する。

       「今日の写真」
       
       アイバシロハツ Russula delica シロハツと同一とされているようだ。カサ径7cm。クロマツ林に点々と生えていた。
       
       同上 別の若い菌。ヒダ面が薄青みを帯びている。
       
       ハイイロイタチタケ Psathyrella cineraria カサ径3cm。この森にはよく見られる。
       
       ニセクサハツ Russula pectinatoides  カサ径6cmほど。
       
       アセタケ属 Inocybe sp. カサ径3.5cm。胞子はこぶ状で大きさは8.3×6.7μm。
       
       ナラタケモドキ Armillaria tabescens カサ径4cmほど。古いサクラの木から出ていた。
  
  アケボノタケ Porpolomopsis calyptriformis ヌメリガサ科アケボノタケ属カサ径3cm。
  
  同上 カサ径5cm。
       
       同上 高さ2cmほどの幼菌。
       
       アカダマキヌガサタケ Phallus rubrovolvatus 鶏卵大であった。明後日の朝頃にタマゴを割って出てくるのであろう。
     
     イグチ類 カサ径2.5cmほど。
       
       同上 ヒダの様子。弱い青変性がある。
       
       ミイノベニヤマタケ Hygrocybe marchii カサ径2cmほど。カサに粘性がある。
       
       アミタケ Suillus bovines 大きいもので4cmほどの幼菌の群れ。
       
       ヘビキノコモドキ Amanita spissacea カサ径8cmほど。
       
       アセタケ類 Inocybe sp. カサ径3cm弱。シラゲアセタケと思いきや、胞子はこぶ状で大きさは5μmほど。
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ミヤマサクラタケ(木仮)

2015-06-27 | Weblog
 雨が降ってどんよりした日が2~3日続くと、梅雨のきのこは噴き出す。
 それを期待して、雨が降った翌日のどんよりした中を市内の森へ出かける。

 雨水が道に溢れ、それを避けながら、目は斜面の草原や落ち葉上を舐めるように見る。
 小さなきのこがあれこれ見られ、それらを写真に収め、何気なく刈られた笹原を見れば、見慣れぬきのこが群生していた。

 えっ、これは先日見たホームページ「東京山案内人」さんが掲載しておられるミヤマサクラタケ(木仮)では、と思い手に取ればその通り、ヒダには縁取りがある。
 また新しい種を知ることが出来た。東京の人よありがとう!

 その他に、アカダマタケ類を見かけたのでカッターで割ってみる。切断面はてかてかと黒光りがする。
 以前はただのアカダマタケであったが、ちょっと進化したわたしは胞子を見る楽しみを持つようになる。そしてその楽しみは、帰ってから・・・。

 昼食は家に帰って取り、再び出かける。今度は秋吉台。
 ヒイロウラベニイロガワリに似たイグチの仲間が新種の可能性があるとのことで、それを探しに出かける。結果は空振りになるも、いろいろときのこが見られ、愉しい一日となった。
       「今日の写真」
       
       ワカクサタケ属 Gliophorus sp. (多分) カサ径1cm。ケコガサタケ類に似ているが、どうもワカクサタケ属と思える。
       
       同上 ヒダの様子。
       
       ハナオチバタケ Marasmius pulcherripes カサ径0.6cm。
       
       コオオホウライタケ(城川仮称)では Marasmius sp. カサ径3cm前後。
       
       同上 ヒダの様子。オオホウライタケとはヒダが柄に付く様子が違い、環状に見えるようだ。
  
  ミヤマサクラタケ Mycena sp. カサ径3cmほど。刈られたコザサのはびこる地面に群生していた。先日、「東京山案内人」のホームページで見た
  ばかりで、とっさにこの名前が口から出た。
     
     同上 カサ、ヒダの様子。
       
       オオホウライタケ Marasmius maximus カサ径5~6cm。
       
       同上 コオオホウライタケとの違いが今ひとつわからない。
     
     アカダマタケ類? Melanogaster utriculatus 偏球形の頭部は長径で3.3cm。胞子は広楕円形~類球形。
       
       同上 切断の様子。
  
  同上 胞子 大きさは広楕円形~類球形で10×9.2μm。
         
       オリーブサカズキタケ Gerronema nemorale カサ径1cmほど。見るとつい撮ってしまう。
  
  アケボノドクツルタケ Amanita atkinsoniana カサ径8cm。カサ中央はわずかにピンク色を帯びる。
       
       同上 ヒダや柄・ツバの様子。
       
       同上 KOH水溶液をかけるとただちに黄色になる。
       
       ビロードクリイロイグチ Gyroporus punctatus カサ径2cmほど。生長しても大きくならず、生長しても3cm弱。
       午後の秋吉台のきのこは後日掲載したい。
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いい雨

2015-06-26 | Weblog
 わが山口市においては、ほどほどのいい雨であった。
午後雨が小降りになって、市内の公園を傘を差しながら歩いてみる。

大地にカサを広げたほとんどのきのこは、どれも水に溶けかかっていた。この雨できのこの菌糸にスイッチがはいり、新しいきのこが爆生するに違いない。
明日は気になるあちこちの野を、欣喜しつつさまようこととなる。

ここ十数年に見たきのこのデータをパソコンに入力しているが、わが人生を振り返る良い機会で、いろいろと新しい発見があり、提案をいただいたKさんに感謝している。

エクセルの操作をあらかた忘れているが、わたしにはほんのちょっと進化が感じられ、それがうれしい。
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ムラサキアブラシメジモドキ

2015-06-25 | Weblog
 市街の外れのシイ、カシ、ソヨゴなどにアカマツの混じる小さな森を目指す。

 適当なところに車を駐め、身支度をし、身体の露出しているところには防虫剤を手で丹念に塗り広げる。

 森は渇いていて、落ち葉を踏む足音がややむなしく聞こえる、しゃかしゃかっと・・・。

 アカマツの根元に腹菌類、よく見ればショウロである。それもまだ若い。
 このきのこは早春と晩秋のイメージがあるが、梅雨時分に生えていることがある。

 ため池からウシガエルの鳴き声がする。バスのきいたなかなかの声量である。

 何種かきのこを撮り、そこを引き上げ、途中でスーパーに寄ってラッキョウを探す。
 しかし、既に泥付きのものはなく、洗いラッキョウが1kg千円以上の値段なので、あっさりと断念する。
 ついでに買い物を済ませることになり、生ものを買った為、もう1箇所寄る予定を変更して直帰となる。

 夜、待望の雨が降り出した。今夜は良い夢を見そうである。
       「今日のきのこ」
       
       ショウロ Rhizopogon roseolus 径は3cmを越えていた。
       
       同上 切断の様子。
       
       トガリワカクサタケ Hygrocybe olivaceoviridis カサ径2cmほど。何個か生えていた。
       
       キチチタケ Lactarius chrysorrheus 大きい方は径5cm。小さい方のカサの傷から黄色くなった液が見える。
       
       テングタケ Amanita pantherina カサ径5cm。
       
       アカヤマドリ Leccinum extremiorientale カサ径6cmほどの幼菌。ちょうど食べ頃だが、虫が入りやすいきのこである。
     
     ムラサキアブラシメジモドキ Cortinarius salor カサ径3cm。もう出ているのであった。カサは乾き気味であったが、柄はぬるぬる、
     紫色が薄い個体のようだ。
        
        同上 ヒダの様子。
      
      イッポンシメジ属 Entoloma sp. カサ径1cmほどで、大きいものは1.5cm。どれも皆真っ黒いカサの色をしている。
     
     ホウキタケ属 Ramaria sp. 高さ5cmほど。地味に見えたが、よく見るとなかなかの造形美である。
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クラヤミイグチ

2015-06-24 | Weblog
 2ヶ月に1回ほど薬をもらいに、かかりつけの医院へ二人で出かける。
 わたしは血液中のフェリチンが異常に高く、心配していた。今日血液検査の結果は正常値にもどっている。
 体内の何処かで炎症を起こしたものが治癒したのだろうか?原因はよく分からないが、とにかく正常値ということで一安心である。
 高血圧あるいは血液さらさら剤などの薬を70日分もらって帰る。

 昼から、市内の公園をちょっと歩いてみる。以外にも、もうクラヤミイグチが出ているのであった。
 最初の頃はコゲチャイロガワリと混同していたが、それが次第に区別がつくようになるから面白い。

 2箇所の公園を歩いて数種写真を撮った。帰ればエクセルへのデータ打ち込みが待っている。

  「今日のきのこ」
  
  クラヤミイグチ Boletus fuscopunctatus カサ径8cm。胞子は長い楕円形15×5.58μm。強い青変性がある。
       
       同上 ヒダ、柄の様子。柄の下部にはコゲチャイロガワリのような黄褐色の菌糸はない。
     
     同上 切断の様子。
       
       キッコウアワタケ Xerocomellus chrysenteron カサ径4cm弱。やや青変性がある。胞子は長い楕円形10×4.2μm。
       
       トガリツキミタケ Hygrocybe acutoconica f. japonica カサ径2cm弱。
  
  アミアシコガネヤマドリ(仮称) Boletus auripes カサ径7~8cm。柄はしっかりと網目が覆う。
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ススケアシボソチチタケ

2015-06-23 | Weblog
 今日は2箇所を回ろうと妻を急かせて出かける。
 薄色の陽の光りの中、共に長靴を履いて歩いたが、涼しかったので、少し汗をかくにとどまった。

 森はまさに万緑、したたる緑、心と体が青く染まっていくような感じである。ふっとそんなことが頭に浮かぶが、すぐに気を取り直し、目は大地や樹上のどんな異変も見逃すまいと、ソナーのように五感を働かす。

 わたしがマツバシャモジタケを撮っている間に、助手殿が岩陰に赤いきのこを見つける。ちょっと見にはアカヤマタケっぽい。マツバシャモジタケを撮り終え、赤いきのこに近寄って仔細に眺めれば、初めて見る種である。

 その他にもカサの径が5mmほどのホウライタケ属や、同じく5mmほどのヒメシロウテナタケの幼菌が苔の上に生えていた。

 分かるのも分からないのもとりあえず写し、足早に2箇所を歩いて昼過ぎには帰途に就く。

       「今日のきのこ」
       
       ビロードチャワンタケ Jafnea fusicarpa カサ径1.3cm。今年は発生の数がとても少ない。
       
       アカヤマタケ属 Hygrocybe sp.カサ径1cmちょっとの小さなきのこ。わたしの頭の中の何処を探してもこの種の情報がない。
       
       ニセシロシメジ(仮) Tricholoma sp. カサ径大きい方は7cmほど。『北陸のきのこ図鑑』に仮称で掲載されている。
       
       同上 ヒダの様子。垂生でやや蜜、次第に褐変をおこすようだ。
       
       ニッケイタケ Coltricia cinnamomea 三つが合着していて、径は5cmほど。最初は棒のごとく出てきて後にカサを広げるようだ。手前は幼菌。
     
     不明種 カサ径2cm。初めて見る種である。
       
       同上 ヒダ・柄の様子。持ち帰った時には大分黒ずんでいた。
     
     マツバシャモジタケ Microglossum viride 高さ5cmほど。胞子を見れば紡錘形でやや湾曲している。大きさは13.3×4.2μm。隔壁は見られない。
        
       キチャホウライタケ Xeromphalina cauticinalis カサ径1.5cm弱。腐朽の進んだ広葉樹に出ていた。
       
       コテングタケモドキ Amanita pseudoporphyria カサ径8cmほど。ツボがやや上の方に付いている。
       
       ハイムラサキフウセンタケ Cortinarius anomalus カサ径4cm。
     
     ススケアシボソチチタケ(木仮)  Lactarius sp. カサ径2cm前後。2箇所で見た。
     
     ニガイグチ属 Tylopilus sp. カサ径9cm。よく見るきのこだが、和名はないようで、おそらく、昔、教わったTylopilus.rubrobrunneusでは
     ないかと思う。肉は苦い。
       
       同上 ヒダ、柄、カサおよび切断の様子。
       
       ヒメシロウテナタケ Delicatula integrella カサ径5mm。生長すると1cmほどになる。これからが楽しみなきのこ。
  
  カサヒダタケ Pluteus thomsonii カサ径2cm弱。いつもぽつんと孤独を楽しんでいるようだ。
       
       ハチノスタケ Neofavolus alveolaris カサ径2cm弱。この辺りではそんなに見ない。
     
     シロキツネノサカズキ Microstoma floccosum カサ径5~8mmほど。小枝に群がって雨を待っている。
     
     ホウライタケの仲間で不明種 Marasmius sp. カサの径は5mmほど。
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オオヤシャイグチ

2015-06-22 | Weblog
 今日は秋吉台辺縁の森を2箇所ばかり歩いた。
 きのこは地中や朽ち木の中から出て、あっという間に胞子を撒き、たちまちにとけてしまうものが多い。
 同じ場所にこまめに通う所以である。

 行きたいところはたくさんあるのだが、なかなかに思うようにいかない。その上、坂を上るのに時間がしっかりかかるようになった。


 時間があれば、パソコンにきのこのデータを打ち込んでいる。なかなかに気力がいる。
          「今日のきのこ」
          
          キショウゲンジ Descolea flavoannulata カサ径6cm。この森の定番のきのこ。
       
       コウジタケ Boletus fraternus カサ径6cm。
     
     オオヤシャイグチ Austroboletus subvirens カサ径9cmほど。久々にこのきのこの大きな個体に出会う。胞子はシワのようなものに
     覆われ紡錘形で、大きさは14.2×6.7μm。
       
       コブリビロードツエタケ Xerula sinopudens カサ径2.5cmほど。
       
       ホウキタケ類 幅10cm前後。成熟したものは赤みが抜けている。
  
  コフキクロチャワンタケ Korfiella karnika 椀の径は1.5ほど。今が最も美しい時。
  
  同上 別菌。
       
       キヌモミウラタケ Entoloma sericellum カサ径2cmほど。ヒダは成熟するとピンク色になる。
     
     フジイロチャワンタケモドキ Peziza praetervisa 椀の径3cmほど。たくさん生えていた。
       
       クロノボリリュウタケ Helvella lacunose 高さ3cmほど。この個体は純白なので、多分ノボリリュウタケではないだろう。
       色素の抜けたアルビノと思われる。次は胞子を確かめたい。
       
       キツネタケ Laccaria laccata カサ径1.5cmほど。コケの中に点々と出ていた。胞子は類球形で7μmほど、トゲに覆われる。
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キツネタケ

2015-06-21 | Weblog
 妻と出かける前に、一人で維新公園へ向かう。今日は日曜日、何かイベントがあるのか、奥の駐車場は大分車が駐まっている。

 昨日、アメリカウラベニイロガワリを見つけていたので、急いでその場所へ向かう。残念一番良い形のものは誰かに蹴飛ばされていた。

 次善のものと、幼菌を二つばかり、柄を掴まずに堀あげ、根の土を丁寧に落とし、柄の下部をクッキングペーパーで包み、その上をねじりん棒のごとく包み紙で巻き、袋へ入れる。
 家に引き返し、標本を冷蔵庫へ入れて、徳地の森へ向かう。

 小さな不明のきのこが見つかるのだが、いかんともしがたい。しかし、森を歩けば、心も体もほぐれる。

 落ち葉の堆積した歩きにくい道を一周する。

 昼を過ぎていて、走りながら軽い昼食を取り、もう1箇所足早に周り、引き上げる。

 帰宅してすぐにクロネコヤマトへ出かけ、アメリカウラベニイロガワリのサンプルを送る。

     「今日の写真」
     
     ニセコナカブリ Crepidotus subsphaerosporus 大きいものはカサ径2.5cm、細い枝に背着している。
       
       タマアセタケ Inocybe sphaerospora カサ径2cmちょっと。小さいけれど、この地で初めて見る。
     
     ニセシロシメジ Tricholoma sp.カサ径大きいものは10cm。コケの斜面に群生していた。
       
       同上 別の群れ。
       
       同上 ヒダの褐変の様子。
       
       同上 切断の様子。カサ肉の割にはヒダが貧弱。
       
       アシボソチチタケ Lactarius gracilis カサ径2.3cm。幼菌とは別種の趣である。
     
     同上 幼菌。カサ径1cmほど。
     
     テングタケ属 Amanita sp. カサ径9cm前後。カメラを近づけても動かない。
  
  キツネタケ Laccaria laccata  カサ径3.3cm。苔むした岩と岩の間のわずかに土がつまったところから出ていた。胞子はほぼ球形で、7μmほど。
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