吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

ニセクサハツ

2018-06-13 | Weblog
 梅雨晴れの紺青の空は、底知れぬ青さで、汚れを知らぬ雲の白さと相まってすがすがしい。
 わたしは雨が大好きだが、時に快晴の空を眺めやるのも悪くはない。

 この梅雨の晴れ間を、昔の人は「五月晴れ」といったが、新暦となって、6月のこの梅雨の晴れ間を、五月晴れという人はいなくなった。

 今年の梅雨の予想では、雨量は平年より多めとのご託宣であったが、昨日の予報などでは、平年並みか少なめとおっしゃる。
 なんとおっしゃるウサギさん、今年も少なめ、かと森の徘徊人を歎かせるのであった。

 前置きが長くなったが、朝、市中へガソリンを入れに行き、引き返して国道435号線を北上し、秋吉台の辺縁の森を歩いた。

 いつもの駐車地で、わたしがカメラを抱えて車から降りると、既に止めてあった車から降りた人が笑みかかる。
 「子ども達はもうすぐですから」とおっしゃる。
 わたしたちは何のことかよく分からず、曖昧な挨拶をして、森へ入り、たまたま見つけたニセクサハツにカメラを向けていたら、賑やかな声が、やがて人の群れに変わり、散策姿の小学5~6年生くらいの人たちが、列をなして、入れ替わり「こんにちは」と挨拶を交わしながら、時に「あっきのこ」などとのたまいつつ、先生に引率されて通りすぎていく。

 若い一団の熱い放射を受けて、エネルギー120%充電したような気になり、それからの山道を精力的に歩く。

 しかし、きのこはやはり少なかった。

  「今日のきのこ」
  
  ニセクサハツ Russula pectinatoides [non Peck] sensu Hongo 傘径大きいものは6cmちょっと。傘には粘性があり、異臭がする。なお本種の
  学名の適用は本郷博士の解釈によるもので、細かなところで北米産のものと一致せず、再検討が必要だと『日本のきのこ』は云う。
  
  同上 ヒダおよび柄の様子。柄はやや凹凸感がある。
  
  フジイロチャワンタケモドキ Peziza praetervisa Bres. 傘径2.5cm。裸地に点々と出ていた。
  
  ホウライタケ類 傘径2cmほど。枯れた孟宗竹上に群生していた。
  
  同上 ヒダ、柄の様子。
  
  ハイイロイタチタケ Psathyrella cineraria Har. Takah. 傘径3cmちょっと。広葉樹の落ち葉の中に点々と出ていた。
  
  チャワンタケ類 椀の径2cmちょっと。胞子は広楕円形、平滑、油球が一つ、大きさは10.8×6.7μm。
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