吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

ニクハリタケ

2018-07-07 | Weblog
 一夜明ければ、ベランダの手すりも乾いている。
 ここ数日、連続して降る雨に、日本列島は痛めつけられる。濁流にあるいは土石流に飲み込まれて不明の人や落命の人がおびただしい。
 若い人たちが亡くなるのは、本当に胸が痛む。

 わたしも折に触れ、己の人生を振り返る。思いもかけず、遙かなる時間を生きてきた。率直なところ、こんなに歳を取るとは思わなかった。
 また、もっと有意義に時間を使えば良かった、などと思ったりする。
 そして今は、もういつ死んでも悔いはないという心境である。
 ただ、命ある間は、孫の成長を見届け、あるいはその合間にきのこの観察を続けられればと思う。

 さて、妻の助言により、市内の公園を歩くことにする。

 長い雨で、か弱いきのこは、ほとびたり、溶けたり、あるいは腐っていたりしているものが多かった。
 しかし、歩けば、木立の下や、ツツジなどの植え込みの下などにはいろいろなきのこが出ていた。

 一人丁寧に写真を撮りながら、わたしはわたしの時間軸を生きて行く。

 昼食まで時間があったので、もう一箇所の公園を歩いた。
 いつものポイントは、山側から激しい濁流が押し寄せたらしく、小石や木くずなどおびただしく散乱していて、高齢の女性が清掃していた。

 今日特に溢れていたきのこは、ニオイワチチタケ、カレバキツネタケ、キチャハツ、カレエダタケモドキ、キヒダタケ、オオヒメノカサ近縁種などであった。
 「今日のきのこ」
  
  ヒメコガネツルタケ Amanita melleiceps Hongo 傘径2cm弱の幼菌。成菌は溶けているものが多い。
  
  ヒメツチグリ Geastrum schmidelii Vittad. 2cm弱。アラカシの樹下にたくさん出ていた。
  
  同上 切断した様子。
  
  クリイロイグチモドキ Gyroporus longicystidiatus Nagasawa & Hongo 傘径5cm弱。
  
  キヒダタケ Phylloporus bellus (Massee) Corner 傘径4cmほど。
  
  キチャハツ Russula sororia Fr. 傘径3cmほど。
  
  ズキンタケ Leotia lubrica (Scop.) Pers. 頭部の径1cmほど。
  
  カレエダタケモドキ Clavulina rugosa (Bull.) J. Schröt. 高さ4cm前後。
  
  サヤナギナタタケ Clavaria fumosa Pers. 高さ4~5cmほど。
  
  ニクハリタケ Steccherinum ochraceum (Pers.) Gray 傘径3cmほど。傘には明瞭な環紋がある。もっと上から撮ればよかった。
  
  ニオイワチチタケ Lactarius subzonarius Hongo 傘径4cmほど。
  
  ヒメコウジタケ Boletus aokii Hongo 青変性が強い。傘径2cm。側には柄の細いものがあったが、これは特に柄が太い。
  
  ヘビキノコモドキ Amanita spissacea S. Imai 傘径7cmちょっと。ヒダはやや粉状に縁取られている。
  他のきのこ、シュッケツマンネンタケ(コマタケ)やホシミノタマタケ属などは明日掲載したい。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« クラガタノボリリュウタケ | トップ | マンネンタケとシュッケツマ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事