吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

クロヒメチャワンタケ

2018-06-07 | Weblog
 麦熟れる頃、いわゆる「麦秋」も、そして竹の葉の落ちる「竹の秋」もあっという間に過ぎ、もう、梅の実が熟れ始めた梅雨である。
 季節は老人の感傷など置き去りにして、目まぐるしく過ぎてゆく。

 わたしたちは秋吉台地へ向けて家を出、峠の無人販売所で、一袋7~8本が100円のハチクを3つ買って、目的地へ向かう。

 きのこは少ないのだが、雨に濡れた緑はいっそう濃く、身体を緑に染めて、森歩きを愉しむ。

 正午近くまで歩いて、山口市内へ引き返し、用意した昼食を車中で済ませ、今ひとたび、低山の森を徘徊する。
 きのこがないことを確認するようなものであったが、歩けばわたしたちはハッピーである。

 さて、梅雨前線が下がれば、奄美や沖縄は雨、上がれば、中国地方から関東が雨、明日は上にあがるようだ。しょぼしょぼと降らず、しっかりと降って欲しい。
 同年の王さんは結婚し、同年のどこぞの金持ちは誰かに殺され、わたしは老いの日々を、手探りでどこかに進む。
  「今日のきのこ」
  
  クロヒメチャワンタケ Plectania platensis (Speg.) Rifai 椀の径1cmほど。本種は梅雨時分に見られるが、3月頃、外形はほとんど同じクロ
  チャワンタケが出る。クロチャワンタケの胞子は球形だが、本種の胞子は広楕円形で20×10μm。
  
  ヒノキオチバタケ Marasmiellus chamaecyparidis (Hongo) Hongo 傘径0.5cmほど。ヒノキ林樹下の枝や堅果上に、点々と出ていた。
  
  クロサイワイタケの仲間 Xylaria sp. 高さ5cm弱。立ち枯れの広葉樹の根元に群生していた。
  
  キショウゲンジ Descolea flavoannulata (L. Vassilieva) Horak 傘径6cmほど。
  
  ナガエノチャワンタケ? Helvella macropus (Pers.) P. Karst. 高さ2cm。子囊盤の径0.8cm。胞子は広楕円形16.7×8.3μm。 同じような
  大きさのものが、斜面のコケ上に点々と出ていた。
  
  オリーブサカズキタケ Gerronema nemorale Har.Takah. 傘径1cmほど。
  
  アラゲキクラゲ Auricularia polytricha (Mont.) Sacc. 傘径3~5cm。雨上がりで収穫があった。
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