吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

クラガタノボリリュウタケ

2018-07-06 | Weblog
 台風一過。木の枝や、青い葉が、庭や家の前の道路などに散乱している。

 トウモロコシは20数本全部倒れ、トマトもみな横に這っている。
 農家の庭先のトウモロコシは、しっかりと1本ずつ支柱がしてある。遅きに失したが、一本ずつ起こして、支柱を添える。

 そうして、市内の公園などへ出かけてみる。

 どこもみな、おびただしい落ち枝が、青い葉を付けたまま地面を覆っている。
 既に半分溶けたきのこなどが多かったが、元気なきのこを何種かカメラに収めた。
 セミタケやタマゴタケなども出始める。梅雨もいよいよ大詰め。この時期にしか見られないきのこを求めて、昼食を挟んで徘徊、徘徊また徘徊・・・。

 以上は4日に掲載するはずであったが、他の調べ物に熱中して、忘れてしまった。



 今日、9時前にはサイレンが鳴り、携帯には避難勧告のメールが何度となくくる。冷蔵庫が空っぽというので、近くのスーパーへ、昼前の小雨の折に出かける。
 吉敷川は濁流がうねり、久しぶりに小さな河川敷の草原をなぎ倒しつつ、褐色の暴れん坊が、独特の弧を空中に描きながら、荒々しく流れていく。

 明日もまた大雨というが、山口市を貫通する椹野川(ふしのがわ:吉敷川が合流する)は、氾濫警報が出ている。
 また、平素わたしが徳地地区に向かう際、通過する集落を貫く仁保川が危ないという。

 この際限なく続く大雨で、土砂崩れの危険性も指摘されていて、わたしのようなきのこ狂は、しばらく慎重に行動しないといけない。

 ただ、わたしの住まうあたりは、土砂災害あるいは河川の氾濫による浸水の恐れはまったくない。

 「遅まきながら4日のきのこ」
  
  ケシロハツ Lactifluus vellereus (Fr. : Fr.) Kuntze 傘径5cmほどの幼菌。大地の桎梏から今まさに放たれるときのよう。
  
  同上 ヒダの様子。
  
  ヘビキノコモドキ Amanita spissacea S. Imai 傘径6cmほど。
  
  ムラサキヤマドリタケ Boletus violaceofuscus Chiu 傘径6.5cmほど。
  
  セミタケ Ophiocordyceps sobolifera (Hill ex Watson) G.H. Sung, J.M. Sung, Hywel-Jones & Spatafora 高さは4cmほど。出始めたが数は少ない。
  
  ヤマジノカレバタケ Gymnopus biformis (Peck) Halling 傘径6mmほどの幼菌。
  
  トガリベニヤマタケ Hygrocybe cuspidata (Peck) Murrill 傘径4cmほど。
  
  ツルタケ Amanita vaginata (Bull.) Lam. 傘径5cm弱。
  
  カッパツルタケ Amanita battarrae (Boud.) Bon = Amanita umbrinolutea (Secr. ex Gillet) Bertill. 傘径4cmほどの幼菌。
  
  シラゲアセタケ Inocybe maculata Boud. 大きい方は傘径5.5cmほど。胞子は楕円形で8.3×5μm。
  
  タマゴタケ Amanita caesareoides Lj.N. Vassiljeva 傘径4cmほど。
  
  クラガタノボリリュウタケ Helvella ephippium Lév. 傘径大きいものは2cmほど。胞子は楕円形21×11.7μm。ナガエノチャワンタケの小形と
  ばかり思っていたが教えていただく。本種は胞子がより大きい。
  
  ヤブレキチャハツと同一では Russula crustosa Peck 傘径8cmほど。ここには色の淡いものが多いが、胞子はヤブレキチャハツ似。
  
  イッポンシメジ属 Entoloma sp. 傘径4cmほど。
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