吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

ネッタイベニヒガサ

2018-05-30 | Weblog
 昨日、一昨日と雨の予報だったが、パラッと降ったのみで、わたしを歎かせる。
 それならばと、2日にわたり、市内のスーパーを巡って、ラッキョウを探したが、洗いラッキョウは出ているが、泥付きはまるで出ていないのであった。

 今日は、野を巡ることにし、秋吉台へ出かけてみる。広葉樹の樹下の厚い落ち葉を踏みしめながら、きのこを探したが、乾いた落ち葉の音がうらめしい・・・。

 場所を変えて、コケの生えているあたりや、竹林を歩き、何種かきのこを見ることができた。

 もう一箇所、別の場所へ回り、コフキクロチャワンタケの元気な姿を見て、正午には帰途につく。

 帰りに我が家に寄らず、そのまま直行でスーパーへ回って、ラッキョウを探せば、泥付きラッキョウが出ているではないか・・・。
 喜んで3袋購入し、引き上げた。


 昨日、見知らぬ方から、「黒松の手入れを続けていたら、ショウロが生え始めた」旨の電話があった。ショウロは大体3月頃と11月頃の年2回生えるが、今頃から生え始めるのはアカネショウロだろうか。

 なお、その方は、「今、山口大学から電話をしている」とおっしゃる。

 そしてその方は、わたしを紹介された山大の方と電話を替わられた。山大の方は勝本先生に兄事された方で、懐かしく話をさせていただいた。

 ともあれ、来週にはショウロ類を見に行くことになった。

 さて、今日のラッキョウは良かった。これで5本目を漬け終える。あと7本、がんばらねば・・・。
  「今日のきのこ」
  
  ナガエノチャワンタケ Helvella macropus (Pers.) P. Karst. 椀の径1cm。胞子を作るところは椀の内側で、胞子はラグビーボール状、平滑、
  大きさは21.7×11.7μmと図鑑のそれより、ちょっと大きめ。疑問は残る。
  
  カワリハツ Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr. 傘径6cmほど。おいしいらしいがわたしは食べたことがない。今年は挑戦してみたい。
  乾いていたが、柔軟な肉質は本種のもの。
  
  ネッタイベニヒガサ Hygrocybe firma (Berk. & Br.) Sing. 傘径3cm弱。本種は大小2型の胞子を持つことで知られている。
  
  同上 ヒダの様子。
 
 同上 別の群れ。傘径2cmほど。
    
    オオヒメノカサ近縁種 Neohygrocybe sp. 傘径3cm弱。オオヒメノカサは見たことはないが、赤変するらしい。本種は赤変しない。
    
    ヒトヨタケ Coprinopsis atramentaria (Bull.) Redhead, Vilgalys & Moncalvo傘径4cmほど。前種と同じく芝地に出ていた。
  
  アセタケ属 Inocybe sp. 傘径1cmほどの幼菌。
  
  同上 傘径2cmほど。前記の成菌と思われる。
  
  不明種 クヌギなどの広葉樹の林縁斜面に群生していた。傘径8~9mm。
  
  同上 ヒダは疎で、直生~垂生で疎。初めて見る種である。最初子囊菌かと思った。
 
 コフキクロチャワンタケ Korfiella karnika D.C. Pant & V.P. Tewari 椀の径1cmほど。雨が降らないと生長が遅い。竹の根を黒く菌核化し、
 ゆっくりと何年もかけて消化しているようだ。
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4 コメント

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Helvella (イグチ 潔)
2018-05-31 03:16:52
クラガタノボリリュウタケ(Helvella ephippium)の可能性がありそうな気がします 00)b
ありがとうございます (Y.K.)
2018-05-31 18:59:50
胞子の大きさからすると、可能性大ですね。どうもわたしのナガエノチャワンタケは何種か混じっているように思えます。
ありがとうございました。
リストについて (イグチ 潔)
2018-06-01 01:33:35
 そもそも名称を列挙するだけでは、個々の菌の形態や色調が判然としないかと思い、各種の学名を添え、外観そのほかの特徴のメモを添えることにしようと、作業を始めたのですが、それだけで年単位の時間がかかりそうなボリュームで、頭が痛いところです。
ご心配です。 (Y.K.)
2018-06-01 18:23:35
自分の言葉で書くのは、大変だと思います。
先生の種の説明は、過去の出版のどれを見ても、いつもわたしたち素人にも理解しやすい記述で、非常にわかりやすいです。
もし、わたしどもへのメモでしたら、割愛されてしかるべきかと思います。
出版を楽しみにしております。

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