吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

ミイノベニヤマタケ

2018-05-10 | Weblog
 昨日、山のきのこも気にかかっていたが、播き床に播いたジニアの苗が大きく育っていて定植の時期である。それを庭の空いたところのそこここに植え、さらに庭仕事は際限がなく、結局どこにも出ないで、一日狭い庭で時を過ごした。

 晩白柚の大きな白い花も開き始め、強い匂いをあたりに漂わせる。クレマチスが咲き、ザクロの花が咲き、ギョウジャニンニクの花もさわやかに咲いて、わたしを慰める。

 さて、今日は、近隣の森を昼食を挟んで歩いた。樹下の苔むした草むらに小さなきのこが何種か生えていた。ナナイロヌメリタケと見間違いそうな、傘・柄に粘性のあるワカクサタケ属を写真に収める。
 また、ケモミウラモドキではと思えるきのこが、小さな傘に毛むくじゃらな繊維質の鱗片を載せ、それなりに存在感を見せていた。

 場所を変え、コケの斜面をにらんで歩いていると、黄橙色の子囊果を付けたマルミノアリタケが見つかる。
 三箇所で見られた。

 いつも同じ場所で見られる、ミイノベニヤマタケも柄や傘を粘液で光らせながら数本生えていた。丁寧に写真に収める。

 また、見られ始めたシロキツネノサカズキは、小さな個体があちこちでふつふつと育ち始めていた。
 
 帰って、歩数計を見ると、13,000歩を超えていた。

  「今日のきのこ」
  
  不明種-ワカクサタケ属 Gliophorus sp. 傘径8mm。傘・柄に粘性がある。
  
  同上 別菌(傘径1.2cm)のヒダ・柄の様子。胞子紋はヒダの色を淡く帯びる。胞子は楕円形で9.2×5μm。
  
  サヤナギナタタケ Clavaria fumosa Pers. 高さ4~5cm。
  
  ケモミウラモドキ類似種 Entoloma sp. 傘径8mm。ケモミウラモドキと思ったが、胞子を見ると、多角形で11.7×8.3μm。本郷図鑑を見れば
  胞子は15~18.5×9~10.5μmとあり、別種のようである。ケモミウラモドキに似た種は日本に2~3種あるようだと本郷図鑑は云う。
  
  同上 別菌。
  
  同上 ヒダの様子。胞子紋は肌色。本郷図鑑のケモミウラモドキには、幼時、柄の上部と傘の縁部との間にクモの巣膜があるというが、本種
  にもそれが見られる。
  
  チャワンタケ類 コケの斜面に出ていた。椀の径4cmほど。胞子は18.2×10μm、微イボに覆われている。
  
  ハイムラサキフウセンタケ Cortinarius anomalus (Pers.) Fr. 傘径1.3cmほど。多分。
  
  マルミノアリタケ Ophiocordyceps formicarum (Kobayasi) G.H. Sung, J.M. Sung, Hywel-Jones & Spatafora 頭部は径3~5mmほど。他に二箇所
  で見られた。
  
  ミイノベニヤマタケ Hygrocybe marchii (Bres.) Singer 傘径2cm弱。傘、柄に粘性がある。
  
  同上 ヒダ、柄の様子。胞子は楕円形8.3×4.2μm。
  
  シロキツネノサカズキ Microstoma floccosum (Schwein.) Raitv. 椀の径1cmほど。
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