吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

コフキクロチャワンタケ

2018-05-11 | Weblog
 午前中、秋吉台の辺縁の森を歩く。
 日当たりの良い山道は、すぐ草や笹に覆われて、歩きにくい。わたしたちは共に長靴で、笹や木を折り、草を踏みつけ、道を開くように踏み跡を付けていく。

 シロコップタケが生える黒くなった倒木に、オオゴムタケが無数に生えている。時間をかけてオオゴムタケを全部引っこ抜き、初秋からのシロコップタケの発生を促す。

 孟宗竹の生える斜面に、やはりこれも竹の根を菌核化して真っ黒くなったその上から、コフキクロチャワンタケが既に出始めている。
 これら子囊菌は寿命の長いものが多く、これから当分の間、わたしたちを楽しませてくれる。

 スギの植林地に這い上がった孟宗竹は、傍若無人に広がり、天をも突かんとする。だが今は竹の秋、直立して林立する孟宗竹は古い葉を落として、竹林はことのほか明るく、足下は竹の葉で滑りやすく歩きにくい。

 今年は、特に梅雨時分に見られる竹林のきのこが気にかかる。何度も何度も通うことになる。

  「今日のきのこ」
  
  シワカラカサタケ Cystoderma amianthinum (Scop.) Fayod 傘径4cm。コケの中に生えていた。このきのこに寄生するきのこを教えてもらっ
  ているが、まだ見ていない。
  
  スミゾメキヤマタケ Hygrocybe conica var. chloroides (Malençon) Kovalenko 傘径3~4cmほど。以前は独立種とされていたが、アカヤマタケ
  の変種とするのが大方の意見のよう。
  
  ウラスジチャワンタケ Helvella acetabulum (L.) Quél. 椀の径4cmほど。石灰岩の小石が散らばる野に点々と出ている。
  
  コフキクロチャワンタケ Korfiella karnika D.C. Pant & V.P. Tewari まだ幼菌でその径は数ミリほど。これから生長を見ていくことになる。
  
  コブミアラゲコベニチャワンタケ Scutellinia badioberbis (Berk. ex Cooke) Kuntze と思われる。径1cm以下。胞子は広楕円形で19×10.8μm、
  コブに覆われている。子囊盤の縁の毛は1.5mm前後の長さがある。
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