吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

クサミノシロテングタケ(池田仮)

2018-07-12 | Weblog
  (これは昨日のこと)
 土砂崩れの心配がないところは、と考えれば、やはり近場の鴻ノ峰。

 鴻ノ峰の林道へ向かう。

 この山塊は玄武岩系で、風化が遅く、花崗岩の山地と違って、土砂崩れはほとんどないように思う。

 老いの身体を奮い立たせ、舗装された林道を歩けば、大雨の痕跡はそこここに見られ、枯れた木の枝や落ち葉、砂、石塊などが溢れていた。
 そして、イノシシがシーボルトミミズを探すべく、掘り返す地面のむき出しがあちこちと目につく。

 途中で、きのこにも関心がある山ガールに出会い、頂上付近にたくさんきのこが出ているとの情報をいただく。

 日頃は、展望台で引き返すのだが、久しぶりに頂上を目指す。
 確かにきのこはあったが、カメラに収めるほどのものはなく、足腰を鍛える山歩きとなった。

 昨日、テングタケ属の不明種としていたものは、クサミノシロテングタケ(『北陸のきのこ図鑑』で池田仮称)というきのこのようである。臭いを確認しなかったが、傘の色合いや鱗片、傘縁の様子、柄、ツバの様子、あるいは胞子などから、ほぼ間違いないように思う。

 『北陸のきのこ図鑑』の地道な観察や、それを書きとめた労苦に対し、本当に感謝したいと思う。その素晴らしさに脱帽である。

 『北陸のきのこ図鑑』には確かに仮称が多い。
 でも日々、野山を、きのこを求めて歩く者には、そうしたきのこが生えていたという情報だけでも、とてもありがたい。

 しっかりと学名がついたものがベストであろうけれども、素人のきのこ愛好家としては、大胆に言ってしまえば、全部仮称でもいいようなものである。

 おっとっと、話は横道に逸れそうだが、『北陸のきのこ図鑑』の著者・池田良幸さんに深甚の敬意を表したい。

 と以上は昨日掲載したかったが、試行錯誤が続き、今日改めて掲載したものである。

 なお、今日徳地の森を歩いた。気温はおそらく35度になっていたのではなかろうか。
 昼食を挟んで、少ないきのこをカメラに収め、汗を、脂汗をしっかりかいて、夏の森を遊んだ。その写真は後日・・・。

  「きのこの写真」
  
  ビロードクリイロイグチ Gyroporus punctatus Lar.N.Vassiljeva 傘径2.5cmほど。コケの斜面に毎年決まって出る。
  
  ドクツルタケ Amanita virosa (Fr.) Bertill. 傘径3cmほど。傘のゴミを撮るべくスプレーを噴射したら、柄のササクレが消えてしまった。
  
  同上 傘にKOH3%水溶液をかけると、鮮黄色に変色する。
  
  ロウタケ Sebacina incrustans (Pers.) Tul. & C. Tul.  高さ3cmほど。
  
  クサミノシロテングタケ(池田仮) Amanita sp 傘径4cmちょっと。シイカシ林の森に2個生えていた。
  
  同上 柄の様子。ツバ様の痕跡が見られる。ニオイを確認していない。
  
  同上 別菌。
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