吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

ハルハラタケ(仮)

2018-04-09 | Weblog
 約40km離れた小野田市の公園に向かう。
 今日はいろいろと入学式が多いのだろう、駐車の車も少ない。長靴は履かず、軽登山靴で歩けば、行き交う人は年寄りばかり。

 しっかり降った雨だったように思うが、公園の大地はからからで、きのこはきわめて少ない。斜面の上の方にタラの芽が大きくなったのが見える。上がって行き、ハンカチを使って折り取る。

 この公園にはハリギリの若木が多く、時期がもう少し早ければ食べ頃の芽を採ることができるが、既に大きな葉っぱになっている。
 しかし、食べ頃のコシアブラはそこここに見られ、一回の天ぷらにするくらいは採取する。

 春の今頃、よく見るハルハラタケ(仮)が今年も2本出ていて、ほっとする。この時期、地上から出るカサのついたきのこを見るのはうれしい。早速写真に撮って、さらに切断して黄変する様を採ろうとするが、黄変しない。


 帰って、スイス図鑑にもう一度当たってみるとAgaricus aestivalis var. veneris (Heim et Becker) S. Wasser は肉を切断すると変色しないかあるいはかすかに黄変するとあり、必ず黄変するということではないようだ。

 同じ場所で2015年4月2日に見たものは黄変し、今日見たものは黄変しなかった。
 わが図鑑には黄変すると断定したような書き方をしているが、訂正しないといけない。
  「今日のきのこ」
  
  不明種 長さ5cmくらい。褐色の表面がヒビワレている。ちょっと触ると基物からぽろりと外れる。初めて見る種である。
  
  同上 褐色の皮状のものがはがれると、その下から黒色の子実層托(多分)が現れる。
  
  ハルハラタケ(仮) 大きい方の傘径5.5cm。 Agaricus aestivalis var. veneris (Heim et Becker) S. Wasser 仮称でホームページ
  「Wild Mushrooms from Tokyo」に掲載されている。図鑑はスイス図鑑『FUNGI OF SWIZERLAND Volume4』に掲載されている。
  
  同上 掘り上げたもの。
  
  同上 切断したもの。黄色になるとばかり思ったが、よく読めば黄色くならない場合もあると書いてある。また、薬品臭がするとあり、
  嗅いでみれば確かに臭う。ただ、きのこ臭である。
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