吉敷(よしき)川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

「尾畠春夫 人生に悔いなし」

2018-08-16 | Weblog
 今日も鴻ノ峰に向かう。いつものように木戸山神社の境内に車を置き、時計を見て、カメラを持たず、ただ団扇を持って、歩き始める。
 日差しはさほどないが、やはり暑い。歩くだけできのこは見つけようとしないのだが、悲しい性、朽ち木の根元にまだ新しい、ヒラフスベを見つけたりする。

 きのこを探しながら、ひょっこりひょっこり歩くのは、さほど運動にはならないが、ただひたすらに、心肺と足腰の鍛錬のために歩けば、身体は充実する。

 ここ数年、今が一番身体の調子がいいように思える。

 さて、昨日早朝、よしきちゃんを救出して有名になった尾畠春夫さんが、あちこちのテレビ局でひっぱりだこのようであった。
 わたしより一つ歳上のこのお爺ちゃんの溢れるスタミナに目を見張り、その人生哲学もなかなかである。
 わたしも老け込んではいられない、という思いがしきり・・・。
 そしてなにより、彼の部屋に飾られていた「尾畠春夫 人生に悔いなし」の一文に、わたしは頭を殴られたような思いがした。
 わたしはまさに悔いばかりの人生であったような気がするが、この自己肯定観を見習わなければならない。

 午後遅くに久しぶりの雨が、ちょびちょびと降る。他所では降れば豪雨というが、山口の雨は惜しみ惜しみである。これしきの雨では、きのこは元気づかない。
 ただ、庭の水やりは今日はしなくてすんだのが何よりではあるが・・・。

 庭のキンカンが、数ミリ大の実をたくさん付けているが、なおしきりと花を咲かせ、その命の豊かさが暑さを忘れさせてくれる。

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幼い命うれしい生還

2018-08-15 | Weblog
 歴史的な酷暑と、干ばつでわたしのきのこ巡りは中断したままである。

 しかし、身体を鍛えるため午前中、毎日あるいは一日おきに、鴻ノ峰の林道を歩いている。

 歩くことを止めると、すぐに心臓がへたり、やがて足腰が弱るので、とにかく身体を動かすことにしている。

 また、暇に任せて、この夏休みはナルちゃんちへ2度ばかり行き、「任天堂スイッチ」の「マリオカート8」の遊び方を彼に教わり、対戦するも、彼は常に一位で、わたしは概ね最下位の12位近辺であった。

 これではいけないと思い、「任天堂スイッチ」と「マリオカート8」のソフトを購い、自宅で妻と特訓をしている。
 初めのうちはなかなか順位が上がらなかったが、レバーやボタンの使い方が少しずつ分かると、順位が上がっていった。
 しかし、1ゲームごとに肩が凝り、休んではやることになる。
 次回の対戦では、少しは勝負になるのではと、楽しみである。

 娘のおなかも順調だが、おなかが張ることが多いらしく、外出のできないナルちゃんは退屈気味、また彼に挑戦しに行かなければならない。

 さて、今日はあの無謀な戦争に破れた敗戦記念日。

 朝起きたら、すぐ避難できるよう、妹と共に防空ずきんをかぶる姿が、幼い脳裏を離れない。
 徳山の燃料廠が爆撃でやられ、遙か丘の彼方に赤々と不気味に燃え立っていて、それがガラス戸に映っていたのを、今もありありと思い出す。
 また、焼夷弾が空から落ちて来る中、親戚の人に、川の中へ抱きかかえられて、避難したことも脳裏に焼き付いている。
 そして、燃料廠がやられて、亡くなった方達が次々とリヤカーで運ばれてきて、それに取りすがる隣近所の人たちを、まだ、5歳に満たず、死が理解できないわたしは、不思議な感慨で眺めていたことなど、つい昨日のように思い出す。

 戦争を始めた責任感というもののまるでない為政者、またそれらの喧伝に盲従する、哀しい我らの性癖も、この無謀な戦争を引き起こした大きな原因であろう。
 批判する精神をいつの時も失ってはならない、と肝に銘ずる次第。

 この夏は、気分を暗くするようなニュースがあれこれとたくさん続き、その極めつけは、周防大島の2歳児の行方不明である。

 しかし、その暗いニュースも、一人のボランティアのお爺さんによって、無事に発見されたとの報で、一転明るいニュースとなり、神様のようなわたしと同年配の「じっつあん」に乾杯したい。うれしくて怠けがちなブログを更新する。
  「昨日の写真」
  
  アブラゼミの新しい門出 昨日の夕方、庭の水やりをしていて、晩白柚の樹下に発見したもの。水やりを投げ出して、カメラを用意し、蚊の猛攻をかわしながら撮る。
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コフキクロチャワンタケ

2018-07-30 | Weblog
 昨日の台風12号は鳴り物入りであったけれど、中国路を西に下る頃には、勢力が衰え、雨も風も、想定を遙かに下回った。
 わが山口市では、雨がほんの少し降っただけで、風はそよともしなかった。

 結果的に山口県を貫いたけれど、風も雨も拍子抜けで、安堵の胸をなで下ろす。だが、二十日ぶりの雨が、あまりに少なかったのにはがっかりである。

 上陸時の勢いそのままのシュミレーション図では、山口県の雨風は、恐ろしいほどのものであったが、台風は陸路を苦手とするらしく、山口県を通り抜ける頃にはよれよれであった。

 高潮時の三重県などの被害はやや異常であったが、東から攻めてくる台風は、山口ではそれほど気にしなくてもいいように思った次第。


 さて、雨が降ったからといって、すぐきのこが出るわけではないが、雨上がりには、やはり野を歩きたくなる。

 昼食をクーラーに入れて、秋吉台へ向かう。空を仰げば、あくまで青く、そしてその空を限るように、白い積乱雲のコントラストは、遠い青春の匂いがする。

 森へ踏み入る心の高ぶりも、やがて失望に変る。あちこちと何カ所か徘徊するも、きのこはまるで少ない。

 でも久しぶりの湿った山野は、なんと愛おしいことか!
  「今日のきのこ」
  
  マンネンタケ Ganoderma sichuanense J.D. Zhao & X.Q. Zhang 傘径7cmほど。瑞々しい個体に出会えてうれしい。
  
  アイカワタケ Laetiporus versisporus (Lloyd) Imazeki 偏球形の径は6cmほど、ヒラフスベ型。
  
  コフキクロチャワンタケ Korfiella karnika D.C. Pant & V.P. Tewari 椀の径 2cmほど。斜面の窪んだところに出ていて、雨はここまでしみ込んでいないようだった。
  
  ツクツクホウシタケ Isaria cicadae Miq. 高さ5cmほど。あちこちでたくさん見られた。
  
  カメムシタケ Ophiocordyceps nutans (Pat.) G.H. Sung, J.M. Sung, Hywel-Jones & Spatafora 高さ10cmちょっと。これもあちこち、点々と見られた。
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東から来る台風12号

2018-07-28 | Weblog
 もう二十日ばかり、一滴の雨すら気配はなく、はてどなく続く猛暑の熱風で大地は乾き、平地できのこを見ることはなかなか難しく、ブログを休んでいます。

 ここ暫く、朝は鴻ノ峰をカメラを持たずに歩き、午後は概ね室内で、好きな活字を追い、 あるいはスクワットや腕立て伏せ、はたまたダンベルを持ち上げ、脳と筋肉とそして心臓に刺激を与えています。

 さて、思いがけず、台風12号が、この山口を東から攻めてくるらしく、しかも真正面に向かえそうです。
 わたしたちは覚悟を決めて、防御の準備を進めています。

 わが愛しい山口の大地は、雨が降らなくなってもう二十日を数え、やっと雨の予報が出ましたが、それは台風のおかげと言うのですから、心境はなかなかに複雑です。
 それも今まで経験のない、東からの台風で、雨の降りよう、あるいは風の吹きようなど、初めての経験となります。

 先の水害の被害で、その復旧に日々取り組んでいる多くの人たちに、この上さらなる被害を加えないよう神に祈るばかりです。

 それにしても、わが日本列島は地震・噴火・豪雨そして台風と、なんと災害の多いことでしょうか。
 だが、この列島に命を託す以上、正面から受け止めて生きていかねばと思います。


 季節は少しづつ動き、昨夜、わが臥所(ふしど)に十五夜の月光が、さやかに差し込んでおりました。またその月の下側には、妖しく明滅する火星の姿もありました。
 火星の地下深くに水があるらしいとの発見もあり、人類の火星進出も、その水がよりどころになるようです。
 ただ、明け方の天体ショー・皆既月食は見ずじまいでした。

 夏の生き生きしたあの無垢のきのこを見るには、もうちょっと辛抱がいりそうです。
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いづくへか 帰る日近きここちして

2018-07-19 | Weblog
 山野は乾いていて、きのこも見られず、ここ数日、昔読んだ冒険談『トムソーヤーの冒険』を新しい訳で読み返し、懐かしく遠い少年の日々を思い返していた。

 昨日は鴻ノ峰の林道を運動がてら歩いた。

 そして、帰宅して、くつろいでいたら、防府市の妻の姉から電話である。

 なんと、周南市の義兄が亡くなったとのことである。

 妻の既に亡い長兄も、懐の海のように広い人であったが、このたび亡くなった次兄もまた人望の厚い人で、わたしは常日頃あの人のようになりたいと思ったことであった。
 一昨日、猛暑の中、眠るように亡くなったという。享年82歳。

 今日は朝から周南市へ向かい葬儀に参列する。

 優しかった義兄の明るい白い骨が、しらしらと焼却台の上に横たわっている。
 人の生と死を思い、とりわけ死を現実のものとして、この胸に受け止め、深く冥福を祈る。

 今日も暑い日であった。山口市へ帰れば、気温はいっそう高く、今日の最高気温は38度7分という。

 今朝の新聞に出ていた「折々のことば」をそっと心に置く。

 いづくへか 帰る日近きここちして この世のものの なつかしきころ 
                               与謝野晶子
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ツブエノウラベニイグチ

2018-07-14 | Weblog
 今日も35度を超えそうだが、夏はそこらあたりの冒険家には、大好きな季節である。

 遙か遠い日、夏休みになった当日、カバンを放り投げて、先ず手近な川に泳ぎに行った。
 海も、顔が表か裏か分からないくらい真っ黒に日焼けするくらい、鉄道線路の枕木をまたぎながら通った。
 背中の皮は一夏で2回ほど剥けた。

 そうして、成人後はキャンプなど戸外の遊びにあこがれ、堪能してきた。

 それ故70歳を遙かに超えた今も、夏が好きである。あの青春の香りが、圧倒的な森の緑に、そして、空の青にも、海の青にも漂っているような気がする。
 酷薄な太陽の吐息でさえ、好ましい。

 わたしは躁と鬱があざなえる縄のごとくに現れるが、気分が前向きになると、殺人光線も太陽の吐息になる。

 午前中、近くの森を歩く。
 ウチワを振るいながら、歩けば思いがけないきのこに巡り会う。
 日陰のコケの斜面などはまだ少し湿っているが、風のよく通う山道などはカラカラに乾いている。
 汗みずくになって、午前中の行を済ませ、帰りにはスーパーに寄っていささかの涼を取るのも、なかなかいい。
  「今日のきのこ」
  
  キニガイグチ Tylopilus balloui (Peck) Singer 傘径4cmほど。他にもたくさん出ていた。
  
  コガネヤマドリ Boletus aurantiosplendens T.J. Baroni 傘径6cmほど。
  
  シロウロコツルタケ Amanita clarisquamosa (S. Imai) S. Imai 傘径8cmほど。
  
  タマゴタケ Amanita caesareoides Lj.N. Vassiljeva 傘径2.5cmほど。雨が欲しそうだった。
  
  アヤメイグチ Boletellus chrysenteroides (Snell) Snell 傘径4cmほど。顕微鏡で胞子をのぞいても、図鑑のようには見えないのがなやましい。
  
  同上 管孔と柄の様子。
  
  ミドリニガイグチ Tylopilus virens (Chiu) Hongo 傘径2cm弱。
  
  ツブエノウラベニイグチ Boletus granulopunctatus Hongo 傘径4cm弱。このきのこも探して見つかるきのこでもなく、チャンスは突然やってくる。
          
          ナガエノチャワンタケ Helvella macropus (Pers.) P. Karst. 高さ10cmほど。ここのものは大方、鞍型になっている。
  
  不明イグチ類 傘径5cmほど。中心部はオリーブ色で縁部は淡くなっている。管孔やややピンク色を帯びる。柄には淡紅色のつぶつぶの鱗片
  があり、基部は黄色の菌糸に彩られる。
  
  同上 管孔および柄の様子。
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ヌメリアシナガイグチ

2018-07-13 | Weblog
 山口市も連日35度前後。
 殺人光線のような光の矢の束は、民家の甍や、あるいは広葉樹の葉に跳ね返りながら踊っているように見える。

 ちょっと弱気になると、もう外に出られなくなる。

 エアコンの効いた室内で、きのこ図鑑や「菌懇会通信」を読み返す。
 昼から、図書館で暫く時間を費やそうと思ったが、結局出る気にならず、家の中でのらくろと過ごしてしまった。
 昨日歩いた、徳地の森のきのこの写真を掲載したい。
  「昨日のきのこ」
  
  ハイチャヒダサカズキタケ Hydropus marginellus (Pers.) Sing. 傘径1~2.5cm。苔むした針葉樹の倒木に溢れていた。『兵庫のキノコ』に
  掲載されている。
  
  同上 ヒダの様子。
  
  アケボノオシロイタケ Tyromyces incarnatus Imazeki 傘径3cm弱。これも、朽ちた針葉樹から出ていた。
  
  シワチャヤマイグチ Hemileccinum hortonii (A. H. Smith & Thiers) (ined.) = Leccinum hortonii (A. H. Smith & Thiers) Hongo & Nagasawa 傘径7cmほど。
  
  コガネヤマドリ Boletus aurantiosplendens T.J. Baroni 傘径6cmほど。
  
  キクバナイグチ Boletellus emodensis 傘径6cmほど。ヒビワレキクバナイグチやコガネキクバナイグチと区別がつくようになった。
  
  ヌメリアシナガイグチ Aureoboletus liquidus Har.Takah.& Taneyama  傘径5cm弱の幼菌。傘柄に粘性があり、その故か、この乾燥の中、
  まだ瑞々しいのがうれしい。
  
  同上 傘径10cmほどの成菌。
  
  アカヤマドリ Leccinum extremiorientale (L. Vassilieva) Sing. 傘径20cmほど。
  
  アケボノドクツルタケ Amanita subjunquillea S. Imai var. alba Zhu L. Yang 傘径5cmちょっと。ドクツルタケ、ニオイドクツルタケ、タマゴ
  タケモドキ白色種なと、これから煩雑に出会うので、ニオイやツバの付き方など、しっかり観察したい。
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クサミノシロテングタケ(池田仮)

2018-07-12 | Weblog
  (これは昨日のこと)
 土砂崩れの心配がないところは、と考えれば、やはり近場の鴻ノ峰。

 鴻ノ峰の林道へ向かう。

 この山塊は玄武岩系で、風化が遅く、花崗岩の山地と違って、土砂崩れはほとんどないように思う。

 老いの身体を奮い立たせ、舗装された林道を歩けば、大雨の痕跡はそこここに見られ、枯れた木の枝や落ち葉、砂、石塊などが溢れていた。
 そして、イノシシがシーボルトミミズを探すべく、掘り返す地面のむき出しがあちこちと目につく。

 途中で、きのこにも関心がある山ガールに出会い、頂上付近にたくさんきのこが出ているとの情報をいただく。

 日頃は、展望台で引き返すのだが、久しぶりに頂上を目指す。
 確かにきのこはあったが、カメラに収めるほどのものはなく、足腰を鍛える山歩きとなった。

 昨日、テングタケ属の不明種としていたものは、クサミノシロテングタケ(『北陸のきのこ図鑑』で池田仮称)というきのこのようである。臭いを確認しなかったが、傘の色合いや鱗片、傘縁の様子、柄、ツバの様子、あるいは胞子などから、ほぼ間違いないように思う。

 『北陸のきのこ図鑑』の地道な観察や、それを書きとめた労苦に対し、本当に感謝したいと思う。その素晴らしさに脱帽である。

 『北陸のきのこ図鑑』には確かに仮称が多い。
 でも日々、野山を、きのこを求めて歩く者には、そうしたきのこが生えていたという情報だけでも、とてもありがたい。

 しっかりと学名がついたものがベストであろうけれども、素人のきのこ愛好家としては、大胆に言ってしまえば、全部仮称でもいいようなものである。

 おっとっと、話は横道に逸れそうだが、『北陸のきのこ図鑑』の著者・池田良幸さんに深甚の敬意を表したい。

 と以上は昨日掲載したかったが、試行錯誤が続き、今日改めて掲載したものである。

 なお、今日徳地の森を歩いた。気温はおそらく35度になっていたのではなかろうか。
 昼食を挟んで、少ないきのこをカメラに収め、汗を、脂汗をしっかりかいて、夏の森を遊んだ。その写真は後日・・・。

  「きのこの写真」
  
  ビロードクリイロイグチ Gyroporus punctatus Lar.N.Vassiljeva 傘径2.5cmほど。コケの斜面に毎年決まって出る。
  
  ドクツルタケ Amanita virosa (Fr.) Bertill. 傘径3cmほど。傘のゴミを撮るべくスプレーを噴射したら、柄のササクレが消えてしまった。
  
  同上 傘にKOH3%水溶液をかけると、鮮黄色に変色する。
  
  ロウタケ Sebacina incrustans (Pers.) Tul. & C. Tul.  高さ3cmほど。
  
  クサミノシロテングタケ(池田仮) Amanita sp 傘径4cmちょっと。シイカシ林の森に2個生えていた。
  
  同上 柄の様子。ツバ様の痕跡が見られる。ニオイを確認していない。
  
  同上 別菌。
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オオシロカラカサタケ

2018-07-10 | Weblog
  今日も気温は上がりそうだが、わたしたちは日本海側の海辺の森へ向かう。

 既に30度は超えていそうな熱気をおして、森を歩く。わたしたちは共に、歩くのがことのほか好きで、汗をかきながら、ひたすら歩いた。

 きのこは意外と少なかったが、時折、吹きすぎる一陣の風に満足である。

 午後、歩き終えてスーパーに寄れば、どの街も今回の豪雨の影響で、品ぞろいの不足した棚が目立った。

 「今日のきのこ」
  
  オオシロカラカサタケ Chlorophyllum molybdites (G. Mey.) Massee 大きい方は傘径7cmほど。見えないがツバがあり、可動性。
  
  同上 別のやや成熟したきのこのヒダ。緑色がかっている。
  
  ヒメコナカブリツルタケ Amanita farinosa Schwein. 傘径3cm弱。
  
  同上 柄の下部はツボの痕跡らしきものが見える。
  
  不明種1 傘径3cm前後。管孔は微細。子実体はそれほど堅くなく、柔らかい。
  
  テングタケ属 Amanita sp. 傘径4cmほど。
  
  同上 別菌。
  
  同上 柄の様子。
  
  ティラミステングタケ(仮称) Amanita sp. 傘径3cmほど。
  
  同上 柄の様子。
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シロスズメノワン

2018-07-09 | Weblog
  秋吉台地のきのこが気にかかる。前回歩いてから、もう5日経っている。

 国道435号線を北上し、鳳翩山隧道を抜け、暫く走っていたら、道側にカラカサタケ類が2本出ているのを見て、車を安全なところへ停め、カメラを持って走る。

 ドクカラカサタケのようで、素早くカメラに収め、1本抜けば、傷ついたところは赤変する。引き返し、さらに疾走して、目的地へ着く。
 気温はぐんぐん上がり、既に30度は超していそうな案配で、暑い。

 長靴を履いてあちこちと徘徊し、たくさんのきのこを見、研究者へ送付すべきチチタケ類もゲットする。
 ゲットしたきのこはクーラーへ保管し、さらにもう一箇所へ回る。

 しかし、今度はきのこはまるで見られず、雨水で落ち葉がきれいに流された山道を歩くだけとなる。
 正午を過ぎていたが、用意した昼食は食べず、帰宅した。

 午後、採取したきのこを梱包し、クロネコ便に託すべく家を出る。ところが、「クロネコヤマト」では、発送先によっては届けられないと言う。
 しかし、関東圏は制限付きではあるが、ぎりぎりセーフでほっとする。

 帰ったら、「アリの大群が」と、妻が言う。
 テレビ台の下の絨毯の下にアリが大繁殖し、おびただしい卵がフローリングの上にうず高くなっている。

 また家を飛び出して、ホームセンタにおもむき、フマキラー社の「アリ」をあがなって急ぎ帰宅する。
 無断で、よそん方に卵を産み付けるとは不届きな奴、無礼千万、とばかり敵めがけてアリ殺しを噴射する。
 殺虫力が強いのかまさに瞬殺、しばらくして掃除機で吸い取り、一件落着となる。

 さて、多くの死者を出したこのたびの豪雨の惨状は、次第に明らかになる。
 わたしたちはこの災害で、また多くの教訓を得た。かけがえのない命をどう守るのか、特に若い人に考えてもらいたい、と切に思う。

 そして今日、梅雨が明けたと言う。
  「今日のきのこ」
  
  イグチ類 傘径12cmほど。北米に産する Tylopilus rubrobrunneus では、と言われている。 肉はやや苦みがあるが『North American BOLETES』
  によればvery bitterと書いてある。味の感じ方は人それぞれであるのだろう。
  
  同上 幼菌。
  
  キイボカサタケ Entoloma murrayi (Berk. & M.A. Curtis) Sacc. 傘径2cm弱。色鮮やかで知らぬ顔はできない。
            
            コブリビロードツエタケ Xerula sinopudens R. H. Petersen & Nagas. 傘径4cm弱。ビロードツエタケもあるらしい。
  
  マンネンタケ Ganoderma sichuanense J.D. Zhao & X.Q. Zhang 棒のごときもの。高さ5cmほど。傘はこれから形作られる。
  
  アイバカラハツモドキ(仮) Lactarius sp. 傘径5cm前後。このチチタケ類はわたしにはずいぶん長い間不明種であった。
  
  オオクロチチタケ(池田仮)Lactifluus sp. 傘径4cmちょっと。ヒダ面を傷つけるとぷっくりと出る乳白色の乳はやがて淡いピンク色になる。
  乳が乾いた傷痕は褐色のシミになる。
  
  アカヤマタケ属 Hygrocybe sp. 傘径4cmほど。どの個体も傘は扁平になっていた。
  
  同上 ヒダの様子。
  
  不明種 ぱっと見にはサクラタケではと思ったが、ヒダに連絡脈はない。
  
  カッパツルタケ Amanita battarrae (Boud.) Bon = Amanita umbrinolutea (Secr. ex Gillet) Bertill. 傘径7cmほど。
  
  シロスズメノワン Humaria hemisphaerica (F.H. Wigg.) Fuckel 傘径大きい方は1.5cmほど。点々と10数個出ていた。ビロードチャワンタケ
  とよく似ているが、本種は胞子が微イボに覆われ、より小さく概ね20×12μmで、すぐに判別がつく。
  
  ドクカラカサタケ Chlorophyllum neomastoideum (Hongo) Vellinga 傘の大きい方は径12cmほど。胞子は楕円形で8.3×5μm。肉は傷つけると赤変する。
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