158banchi日和

平成27年4月をもちまして『158banchi』は閉店いたしました
新天地‘新潟’でのお気楽ライフなんぞ綴ったりして

初夏の映画週間 その2

2010-06-23 00:26:50 | 試写会(映画)感想文
梅雨のジメジメ感に耐え忍ぶ今日この頃・・・
映画を観に行きました

★FLOWERS★
激動の時代を自分らしく生き抜く6人の女性達を、
母子3代にわたって映し出す壮大なドラマ。

昭和11年・春。旧来のしきたりが依然として残る古き時代の日本。
親同士が決めた相手との結婚に悩む凛。
昭和30年代・夏。日本が未来に向かって輝きながら成長を遂げている時代。
凛の長女・薫、次女・翠、三女・さとは、高度経済成長の中でそれぞれの第一歩を歩き始めていた。
昭和52年・秋。日本は大きな成長を遂げ、誰もが安定した家庭を築き上げた。
三女・さとは、夫の晴夫、娘の奏と家族三人幸せな生活を送る中、待望の二人目の子供を妊娠したのだか・・・
平成21年・冬。混迷の時代を迎える日本。
さとの長女・奏は、ピアニストになる夢を叶えるために上京して15年が流れ、自分の才能に限界を感じ始めていた。
妹の佳は、結婚してかわいい男の子に恵まれていた。

なんとなぁく気になって観てみたのですが、思ったより見ごたえのある映画でした。
その時代に合わせた映像の撮り方であったり、
なんてったって、主役を張ってる女優さん6人の夢の競演ですし
六人六様の人生だけどそれぞれ自分らしい幸せを手に入れてる結末がいいですねぇ

佳の生き方に感銘を受けました
毎日を大切に、どんな時も笑顔を絶やさず、今を楽しむ。
大事なことだよなぁ~~


★告白★
09年の本屋大賞に輝いた衝撃の同名ミステリー小説の映画化。
教え子に愛する娘を殺されてしまった女教師が、自らの手で復讐を果たそうとする姿を描く、
まさに告白から始まる恐るべき復讐劇。

いやぁ~~~~~~~びっくらこいた
あまりの衝撃に予告編を控えたほどの話題作ですし・・・
方々で話題になってる割には、内容をほとんど知らなかったので、
ただの怖ぁ~い復讐のお話だと思っていました。
復讐劇なんだけど、復讐の方法といい、その結末といい・・・
いやぁ~~~~
私の頭もドッカーーーーーーーンだよ・・・

何が怖いって、ひとつひとつの事柄は、今の世の中で実際に起こってるから、
妙に現実味があって怖いのよね。

自分もいつ、どんな事件に巻き込まれてしまうか分からないので、
自分の身は自分で守るしかないのかしら・・・
なんて考えてしまった

今の世の中(今っていうこともないのだろうけど)
このての事件が起こるたびに、
犠牲になるのは通りすがりの人だったり、弱者だったり。
そんでもって、
動機は「誰でもよかった」
そんでもって、
精神鑑定。
そんでもって、
裁判となると、争点は責任能力の有無(もっと他にあるだろよ・・・)

お役所仕事のように繰り返される・・・

そんでもって、
「またか・・・」と思ってしまう私もいかがなものか・・・


図らずも、今回のこの二作品は“命”を描いたものでした。
でも、その取り上げ方は全くの正反対で、
命の繋がり、というか『生』を描いたものと、
『死』を描いたもの。


『告白』の原作もとっても気になるのだけど、
今読んでいる本もなかなかテンション下がるお話なので
浮上できなくなってはいけないので、控えよう