今年になっての読書
なぜだか 「信長」が多い。
というか、興味をもって手にした本の内容
作者やテーマが違っていても いつも「信長」がいる。
ことに 「信長」と「利休」ものを読んだ。
「信長の肖像」 志野靖史
「天下人の茶」 伊東潤 「利休の闇」加藤廣
直近の「利休の闇」は興味深く読んだ。
秋の夜長… 退屈 そんなもの どこにもない!
もう昔話の時間になるの が 野上弥生子の「秀吉と利休」
この本と、現在、多くの作者が力作発表の「利休」と「秀吉」の
とらえ方に大きな変化があるように思う。
戦国時代にどう生きるか? 武将の大きなテーマでもある。
そして 「信長」「秀吉」と「利休」の「茶」の関わり方。
武将にとっての「茶」とは。
「秀吉」 そして「利休」にとっての「茶」とは・・・・
何故? 秀吉は こうまでして茶にこだわるのか?
「秀吉」と「利休」両雄の心の中の闘い。
結果は、謎の多き結末であり、その理解は どうも解らない。
人間の心の中を覗くことはやっぱり 無理。
しかし、それにしても この時代のすべてのドラマには
「信長」あり。
そして、「本能寺」がキーワード なのだ。
これこそ 劇的な ストーリーの展開ができる源ではないかな。
だっていまでも多くの作者たちは、信長の謎解きを 一歩前進したいがために
資料の発掘に 余念がない。
信長の 果てしなき夢はどこにあったのか?
「天下取り」になるだけではない…きっと、狭い日本なんか…
目指す先は 海の向こう を 「南蛮貿易」「経済」「宗教」「人種」 etc
歴史作家の挑戦する相手は スーパースターの信長なのだ!
私も、 「信長」を取り巻く 新作が出れば執拗に追いかけていきたい。
だって、絶対に面白いんだもの。