いよいよ本番です。
最後の仕上げ、朝8時から「花ボテ」の作業です。
今年は、「白庭会」の要望で
今迄の「白とピンク」の花ボテから
白庭会のシンボルカラーの「紫色」で
表現する。
これでいきました。
こうなります。
ボテに花を挿していきます。
数が多いので、大変です。角度にも気を付けて・・・
山車が出来ました。
さぁ、後は出発を待つばかり。
ちょっとその前に、今年の当場のみなさん・・・記念撮影。
青年会「白庭会」の皆さん、神社に出発前のお祓いに。
後ろ姿はいいねえ・・・「いなせ」って言葉有るでしょ。
これも、男の魅力だね。
頼もしく見えるもの。
鉦、太鼓を鳴らし・・・心を一つにして、山車は進む・・・会場の役場前広場へ。
役場前に勢ぞろいした「苅田山笠」 14基・・・全部入らないねえ・・
動かして 全部で14基
ちょうどお昼の時間、
浮殿神社の境内にテントを張って・・・ここが与原下の指定席。
老友会婦人部のご協力の賄い料理を。
凄いよ・・・
串に刺した・唐揚げ、コンニャク、ウインナー、竹輪、卵焼き
赤飯、カシワ飯おにぎり、沢庵・・・いくら食べてもOKよ。
さらに、飲み物も。
昼食後、いよいよ祭りのメイイベント・・・山車の「突き当て」の時間に。
その前に、宇原神社の御退席?
もう、これは時代祭のような・・・雰囲気と衣装です。
最後に、各町内から選抜された「宇原神社神輿」の背負子たちの神輿発ち。
その後が・・・お楽しみのパワー全開の圧巻激闘シーン!
「苅田山笠」 別名、「喧嘩山笠」
それは、もう、そこで見なきゃ理解できません。
今年は、下区は、二つの区との勝負でした。
お互いに間合いを見つけ、まっしぐらに走り、ぶつかっていく・・・。
間合いを取って、山車を後ろに引き・・・呼吸を一つに。
えい、やぁ~・・の掛け声と同時に、山車はまっしぐらに走る!
ドカン・・・、なのか、ズシーン・・なのか。
お互いの先棒が・・・激闘する。
小ぶりな我が下区の山車
相手のブチ当てに・・・「関ヶ原の合戦」の看板が吹き飛びました。
その後、もう一組と・・・やんややんやの喝采のうちに最後の勝負が終わりました。
行きはよいよい帰りは恐い.・・・・歌の文句じゃないけれど。
帰りの坂道は引っ張るのもきつい・・・山車が出発地に戻ったのが、暗くなりかけて。
掛け声もかすれ、足の運びももつれがち・・・やっと到着。
さぁ、お疲れ様でした・・・「当場」の皆さんの打ち上げ会です。
汗をかいた法被もそのまま、先ずは、組長の挨拶、長老の乾杯音頭で。
名物司会者の音頭に合わせ・・・段々、盛り上がって来ました。
舞台の幕が上がり・・・テープの音楽は鳴る。
登場したのは、当場の組長夫婦他の「ひょっとこ踊り」 ご覧ください。
手振り足ぶり・・・うまいもんです。
会場、やんや、やんやの大喝采!
いい雰囲気の内に宴は進んでいきました。
この1カ月、祭りの準備の為に、隣組(今年の当場)はみんなが心ひとつにして
「祭り」の無事を祈って今日を迎えました。
これは、ひとえに「伝統」の成せる技ではないでしょうか。
日頃疎遠であっても、「この日」は特別なんですね。
同じことの繰り返し、変わらぬ決め事、口伝えと長老たちの祭りへの組み立て・・・
それがいいんです。
次の時代に「引き継ぐ」ことこそが、伝統の重み。
疲れも、きっと今は、感じていないのではと。
打ち上げが終わった後にも自分には・・・山車の鉦の音が耳に響いてくる。
相当飲んだアルコールも、今宵は酔わない・・・心地よい酔い。
祭りが済んだその後の・・・・。
次の、「当場」は、私が78歳の時だ。
きっと、何の役に立つこともなく、山車を椅子に座って送る・・・
そんな姿を、今、描いたが・・・・いや、それさえも。
ブログのキー、酔っぱらった指先は・・・まとまらないよ。
これで終わった・・・ああ、終わってよかった。 それが今。