黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

今日は「穀雨」

2012-04-20 | 日記・エッセイ・コラム

朝から小雨が降り続き、山の端が霞んで見えていました。

こんな春雨「穀雨」という・・・・今日の「天声人語」に。

なるほど、今頃の季節から農家では稲作の苗床などの準備も。

この時期の草木を潤す貴重な雨なのだ。

しかし、ここ私の周辺の状況は一変したのです。

以前にもブログに掲載しましたが、土地区画整理事業が始まり

機械の騒音は日増しに大きくなり静かな田園地帯も様変わりです。

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「田んぼ」も、刈り取られた稲穂の株が枯れて、不気味な姿を。

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もう、往時の黄金色の美しい姿はここでは見ることができません。

周囲の1画に、レンゲが一面覆うように真っ赤な花を咲かせています。

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こんな綺麗な姿も、残念だが・・・終わりなのです。

近寄って、声をかけてみました。

「随分、気持ちよく、咲いているね・・・」 

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「ねぇ、君たち・・・

もう、来年の春は、この場所は埋められてしまうんだよ・・」

・・・聴いているんでしょうか?  それと、分かってる?

風に揺れながら、伸びやかな姿で、春の陽射しを愉しんでいるかのように。

文明が、また、貴重な「原風景」を破壊していく。

物言わぬ彼らは?  人間の仕業に対して何を思うのか。

「生きる」意味の、尊さみたいなものを、今日の「穀雨」を知り勉強に。

午後からは何事も無かったような天気に。

ブルドーザの騒音がやけに耳に触る。

 

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