黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

和菓子の魅力

2016-10-14 | 日記・エッセイ・コラム

 晩酌を欠かさず続けて はや、半世紀以上…

いわゆる「呑兵衛」の称号?を頂いておりますが

 「甘党」の方も 結構 うるさく 両刀遣いの身であります。

 

 ただの甘さじゃ美味しくない。

 先ず 「後口がいいこと」 

 どんなに高級なお菓子であっても(本来、高価なものは美味しい筈だが)

  中には、えっ? これで…と 思わず愚痴ることもあり。

 

 「甘さ」にも いろいろありますから ここは 好みと言えば

  各人の舌次第なので、こればかりは 独善的な決めごとですが。

 

  疲れた時の 甘味補給は 身体に浸み込む…そんな効果もありますね。

 

   昨日 近くの友から頂いた和菓子 (お取り寄せも何回かあるのですが)

    柳井の銘菓「翁あめ」

 

   このお菓子は本当に美味しい!  

 

   柳井でも老舗の和菓子屋さんで なんと創業160年以上だとか。

   つまり江戸時代(弘化2年 1845年創業)

    「ひがしや菓子店」の銘菓なんです。

   嬉しいじゃないですか、これほどの年月、この土地で守り続けておられる

   まさに名物なんですね。

    代々 すべて手作りの工程を守り、人の心意気、ぬくもりを菓子に

    精魂込めて…完成までに5日もかかるそうです。

   今時、こんな手間暇かけて作るところなんて、そんなにはない。

    と思いますよ。

     これが箱詰めされた「翁あめ」

    

     ご覧の様に 見た目「飴」のようですが、 中身は 寒天に砂糖と水飴を練り合わせて形にし、寒梅粉をまぶしたものです。

     四角に切って、数種類の数に合わせて箱詰めされております。

      琥珀色に透き通った断面が宝石のようです。

     塗りの器に 載せてみました…

   

  

 

    美しい姿でしょ。

    白いサラサラの砂糖がまぶしてあるのが まさに化粧です。 

    上品なご婦人が 今から お出かけ?・・・・・ 

 

    その味わいは う~ん、何とも言えない 地味なんですが 落ち着く。

     そう、やっぱり「上品」という表現が 一番合っているのかもしれません。

    一口 口に入れ 噛んでいると じわ~っと 甘味が 舌全体に広がる。

    昔懐かしい…なぜだか そんな言葉が出てくる。

 

     和菓子って、やっぱり ひとつ一つの素材が 自然のもので

     その素材を最大限に生かして、手のぬくもりで作られたのが

     和菓子だって 思いますね。

 

     ここ柳井も瀬戸内屈指の商都として発展し大いに賑わった。

     幕末・維新の時代には多くの志士が輩出し回天の偉業をなしている。

      現代の街も…そんな古き昔の歴史の影を各所に残し 

     訪れる人も多く 静かで 落ち着く街です。

     金屋町の白壁の街並み・・・・

      

      やっぱり 雰囲気出てますね。

     きっと 往時の武士階級も庶民の間でも 「茶」が生活の中にあったのでは?

     いわゆる「小京都」と呼ばれるような 白壁や古き軒が並ぶ街には

     「お茶」と「和菓子」が対になっているのではないでしょうか。

      

      日本人の心を味わう…これが和菓子なのかも。

     

     こうして アップしている際にも 先ほど 口に入れた甘味が…

     じわ~っと・・・・  

      

     


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