黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「いい夫婦の日」って?

2012-11-22 | 日記・エッセイ・コラム

今週の初め、姉から電話があった・・・・。

「この22日の晩、都合はいい?」と。

「うん、予定はないけれど」

「じゃ、その日は夕食を、いつもお世話になっているから

、それに22日は「いい夫婦の日」なんだからね。」の言葉。

「ああ、そう、なんだ」

・・・・そんなこと、頭にはなかった。

今朝の新聞の1面の左下の広告に。

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ビールの「キリン」の広告。

「プロポーズの言葉、覚えていますか?」だって・・・・。

もう、40数年前のことだよ。

漫談家の綾小路きみまろさんの言葉じゃないけれど

「あれから40年・・・」

 

この11月22日を「いい夫婦の日」にしたのは誰?

ただの語呂合わせでしょ。

ほんと、いい加減な日です。

しかし、このいい加減な。 が、日本流なんですね。

11月の「この日は?」のカレンダーを調べると・・・

あるある、23日は「文の日」「兄さんの日」何なの? これ。

8日は「歯の日」12日は「豆腐の日」29日「肉の日」

いずれも、毎月だって。

こうして、どうやら商売の目玉に使っているらしい。

「クリスマス」も「バレンタイン」も、みん~なその類。

いい加減であり、節操がないと言えばそうなのだ。

そんないい加減な「いい夫婦」の日

いつもお馴染みの「源さん」で食事を。

今晩は、お店は「貸切」

そんな中、何組かが予約をOKしていただきました。

私たちも、入ってすぐのテーブル席に。

そら、こんなに「焼酎」が棚に・・・ずらり。

御贔屓さんが多いってこと?

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先ずは、刺身からスタート・・・。

「鯖の刺身」「関門海峡蛸刺し」「ふぐ刺し」を。

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今日の絶品は「鯖の刺身」でした。

このハラミの輝き! 銀箔を落としたような鮮やかな姿。

噛めば、「コシコシ」と弾力アリ、舌に残る微妙な甘さ・・・・美味い!

後味の良さがその美味さの答えですね。

今日の、酒は「久保田」の千寿を。 さらりと、喉をうるおし、辛さを表現。

酒と肴・・・一体感! これだね。

今日の席は、これで本望でした。 ・・・・・が。

メニューに目をやると・・・焼酎に。「伊佐美」がある。

もう、30年も前の話だが、当時、この「伊佐美」は幻の焼酎と言われ

なかなか手に入らなかったのだ・・・。

スマートな味、喉越し最高、飲めない人でも、重ねていくね。

それほどのいい味です。

今晩は、ストレートで味わいました。

続いて、「ゴマサバ」・・・これは、ちょっと甘く仕上げていたので私は没。

「ゲソの天ぷら」「自家製さつま揚げ」・・合格。

フグの鍋は、ちょっと出汁が出ていなくて、「いまいち」

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まぁ、どこに行っても、全部最高ってのは、ないよね。

だって、「食べる人の舌の感覚なんだから」

「お薦め」が、美味いとも限らない・・・、「食材」と「腕」が最高でも。

食べる本人が2流なら・・・「これ、美味くない」ってことにも。

「職人」泣かせは・・・味の分からない素人さん(私のこと)・・・・

でも、「食べる」ってこと、は、その人の味ですもの。 なかなか難しいよね。

美味しく食べるには、それだけじゃないのよ。

「雰囲気」も大事。 相手も大事。

そして何より、その店の、「お迎えする」という姿勢がご馳走なのです。

いつも、この店に来て「思う」のは。

ここの若女将が「いい雰囲気なんです」

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お迎えの「笑顔」、お見送りの「笑顔」・・・

どんな刺身も、揚げ物も、鍋物も、美味いお酒も・・・

この若女将の「笑顔」が、その味を倍にも、三倍にもしてくれる。

きっと彼女は、「魔法の杖」を振っているのだ・・・・。

だから・・・足を運ぶんだよ。  美味しかったよ!

いい加減な「いい夫婦の日」にご相伴して、「いい気持ち」になりました。

おかげさまで、齢「70歳」、同じ年に、一緒に「古稀」を迎えたのは

縁でしょう・・・病気もなく、元気で、バーは低いが、私たちなりの「幸せ」を

乗り越えました。 そんな年の「11月22日(いい夫婦の日)」は

いい加減ではなく、「いい加減でした」

これも「語呂合わせ」・・・これからも、いちに、いちに、で残りの人生

楽しく歩いていくことに・・・。

「いい夫婦」って、答は、「辛抱、辛抱」「我慢、我慢」 

そして、お互いに「感謝・感謝」って、とこだね。

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