急に冷え込んできたこの頃です。
庭の花草木も秋の深まりが日に日に感じられます。
深まるってことは・・・終わりが近いこと。
華やかな時が終って、来年の「時」を待つこと。
最後の輝きとでも言いましょうか。
今朝、歩いて様子を伺ってみました。
コスモスは立ち枯れにしています。
種も取らず、そのままにしてます・・・この場所で芽を出すのか
&どこかへ飛んでいくのか。
梅雨の時期に楽しませてくれた「柏葉アジサイ」
秋になると、また違った魅力で登場です。
あの真っ白な花の時期とは別物です。
真っ青な「葉」は、衣替えをして秋の装いです。
これ、まさに 「味彩」(あじさい)ではないでしょうか。
直ぐ傍に、静かに石蕗(ツワブキ)です。
絵の題材に好まれていますね。
これキク科の常緑多年草、フキとは別属。
木陰の木の下で、息絶え絶え・・・の「ホトトギス」
すぐ上を見れば あの「酔芙蓉」が枯れた姿で風に揺れています。
往時のあの華麗なる姿の面影はどこにもありません。
代わって、目を楽しませてくれるのが、これだ!
秋から冬にかけて料理には欠かせない「カボス」
この小さな樹から、50個以上も収穫できるのです
気品ある香り、自然な味、素材を引き立てるまろやかさです。
そして、まだまだ未熟な「檸檬」
料理に使う分だけを鋏で取ってくる・・・
柑橘独特の香りは、料理をグレードアップしてくれます。
そして、今、華やかに庭の縁を彩ってくれているのが
「花柳」です。
萩の花のような、小さな可愛い花弁がピンク色で覆われてきます。
少し近寄ってみましょう。
クリスマスシーズンのイルミネーション?
小枝が放射線状に広がるのがより美しく華やかに。
ほら、「八手」の白い花も素敵でしょ。
これはまるで電飾の丸い玉のようですね。
そうそう、あのガウデイの教会の鉄塔の先っぽ?
こうして近づいて、よ~く観察してみると、意外な「美」を発見すること
こんな楽しみも庭だからできるのですね。
同じ庭で、冬には、冬の姿が、また楽しむことが期待できそうです。