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東京美術館巡り その4

2016-06-22 | 日記・エッセイ・コラム

6月17日(木)

足で稼ぐこと3日目。

今日は上野公園内の3つの美術館へ挑戦です。

「西洋美術館」「国立博物館」「東京都美術館」

博物館は3か所「博物館本館」「表慶館」「法隆寺宝物館」

まず最初は お馴染みの西洋美術館へ。

 

今回、3年ぶりなんですが、必ず 美術館に行く前にやることが。

それは 上野駅中央広場にあるパン屋アンデルセン アトレ上野店で

朝食を摂ること。

クロワッサンとカレーパン、珈琲を ゆっくり味わってから行動開始なんです。

 

 今 話題の美術館です。  

    入場券の絵画は…モネですね。 

タイトル「舟遊び)ですよ。 さぁ 入場です。

     

ル・コルビュジエ設計の本館が  

そうです 世界遺産「登録」へ! 美術館前から 上野駅周辺は幟でいっぱいでした。

   

見慣れた姿です。

会社勤めの時代 昭和40年に本社へ赴任して その後2回 出たり 帰ったりで

都合22年間 東京勤務

その間、年に最低は1回 何回通った美術館でしょうか。

さらに、地方勤務の時代に この美術館の企画を旅の募集商品にして集客

「モナリザ展」「ツタンカーメン展」などでも上京した 

私にとっては縁のある 思い出の場所です。

 また 倉敷にある「大原美術館」は 広島勤務の際に 数度も。

 実業家の松方幸次郎さんの絵画に対する執念は膨大な作品の収集しました が

 その後 変遷して多くの作品が散逸。

  第2次世界大戦中にフランス政府に没収。

 戦後寄贈返還される。 このコレクションを保存公開するために

 設立された。

 日本での「美術」というジャンルでの役割 影響は

「松方コレクション」は  今日の美術に大きく寄与している

 これだけは間違いないと。 私的にも思います。

    

 この美術館も最初は「国立西欧美術館」という名称

 別名フランス美術松方コレクション とすることで 

 美術館設計契約が成立したとあります。

     1959年(昭和34) 3月31日 本館竣工

               6月13日 一般公開

     昭和天皇皇后陛下 御来館

           

 

さぁ 今回は 「松方コレクション」の中から、自薦の作品を

思い切ってアップさせてもらいます。

 *美術館では作品の撮影は禁じられているのですが、今回係りの方に確認すると

  個人蔵の絵は禁止ですが、それ以外はOK だと。 これはありがたい。

  壁に架かっている「本物」を写すことができるのだから。

  館外の庭園には 御存じの彫刻が…

 

    「カレーの市民」  「考える人」  「弓を引くヘラクレス」 

      

 朝から強い陽射しでした…駅から公園までの坂道を歩くだけで すでに顔に汗

 今日の外の温度は? かなり上昇する予報でしたが

そして この大きな 見上げるような作品 「地獄の門」

 うまく撮れた…朝日が なんだか神々しい  思わず手を合わせて・・

       

館内に入る前に 清新な気分で これなら きっと落ち着いて鑑賞できるぞ!

運なんですね、 時間的に偶然 なの?  混雑してません。

 

 不思議なんですが、同じ絵を何回眺めても 「飽きない」

 「いい絵」は いえ、「好いもの」は 何にしても飽きませんよね。

 作品の感じたこと 解説は 今回 作品の数が多いので タイトルとちょっとの

 コメントで流していきます。  ブログご覧の皆さんも 目で楽しんでください。

 

◆ 「マグダラのマリア」 フィリップ・ド・シャンパーニ

       

     「ただ じっと 眺めているだけで 和らぎます。」

 

◆「眠る二人の子供」  ルーベンス

       

        「子供の寝顔くらい 神々しいものはない」

◆「悲しみの聖母」 カルロ・ドルチ

       

         「なんと表現したらいいのでしょうか 」

◆「最後の晩餐」 マールデン・ド・フォス

    

◆ 波    ギュスターグ・クールベ

    

     この絵を観るたびに、クールベの筆使いの凄さ、 思わず身体を避けるしぐさに・・

      現代版「動画」ですよね。

     この絵との出会いは 教科書が肇だったような記憶ですが…

◆アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム) ルノアール

     

      ハーレムって こんな?  悲壮感 なんて微塵も感じさせないね。

         刺激、 官能・・・ルノアールの名作の一つ  

 

   ここから 「モネ」の作品が続きます。 ごゆっくりとご覧ください・

◆「雪のアルジャントウイユ」 クロード・モネ

   

       おお、寒む!   雪、雪  でも なんとなく温かく感じる

◆ 「黄色いアイリス」 クロード・モネ

      

 ◆ 「舟遊び」

     

      

        パリの貴婦人たちの優雅さだね 遊びにも余裕を感じる。

       全体がはっきりしないのに、頭の中では 表情まで理解できるもの。

◆ 「睡蓮」 クオード・モネ

    館内を睥睨するかのような大作です。  200×200cm

   モネは 自分の庭園を造り 池を掘り、太鼓橋をかけ 睡蓮を植えて

   連作 「睡蓮」を生涯描き続ける…

   この作品も 彼 晩年の作で 最も優れた作品と言われています。

    何十人もの来館者が 通り過ぎていきました…何時 経過したのでしょうか

    それほど じっくりと 眺めて  それでも まだ 時間が…

  

 

◆「愛の杯」

 ダンテ・ガブリエル・ロゼッテイ ◆海辺に立つブルターニュの少女たち 

                        ゴーガン

 

 

◆ 「帽子の女」 ルノアール 

    

    この絵 好きですね~…   もう1枚  

◆「横たわる浴女」 

   

◆ ジャン・ルノワール婦人  アンドレ・ドラン

     

   画家の筆一つで 随分と雰囲気が変わりますね。

   ルノアールが描く婦人とは  別人?…

◆「絵画」 ジョアン・ミロ

   この絵 好きです。   

◆美しい尾の牡牛  ジャン・デユ・ビユッフェ

   

◆「男と女」 パブロピカソ

  

◆テラスの二人の婦人  エルネスト・ローラン

  最後に 上品で 安心して眺めて居られる 1枚

 

 

 もうすぐ目の前が 「出口」です。

 

 如何でしたか 松方コレクション  あれも これもと 欲張ってしましました。

 長らく お付き合いいただきまして ありがとうございました。 当人にとっては大変 嬉しく 

 心より 感謝申し上げます。

 

 これだけ 触れ合うと…「気分が高揚しませんか?」 そして 疲れも…。

 館内では 飲食できませんから…ああ 喉が渇いた…

 もう 足も 棒に…  ちょっと休憩するか。

 

  真夏の太陽      東京も暑いね。

 

 では 明日は 国立博物館 を 駆け足で… 

  


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