黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

雫の魅力

2023-01-19 | 日記

 先日少し雨が降った。

 冬の雨は冷たい。

 そして久しぶりの小雨は静かに、天から降りてくるような。

 土砂降りの雨とは違った風情なのだ。

 人生80年。

 過ごしてきた自分だが、「気が付かなかった」ことも多い。

 それがなんだか? それは、新しい発見ができたときに「気が付くのだ」

 天を仰いでいなければ、星の美しさも、分からない。

 雲の動きも、次々と変化していく微妙な動きも。

 思うに~現代の大人も、子供も、「上を向いて」の動作があるのだろうか?

 

 気が付かないどころか、気になって心配なことが多いのも、現代。

 電車に乗っても、バスに乗っても、待合所でも、

 レストランで食事が運ばれてくるまでの短い時間にも…「下を向いている」

 そう、「スマホ」という文明の機器にしがみついている姿だ。

 

 文明の機器は、確かに便利だ。

 これがなければ1日過ごすことができないという~いや、完全に縛られている方も。

 私は今心配している、この機器による、身体の影響を。

 姿勢は悪くなり、眼も、耳も。 いあや、もっと、その影響の度合いは広がるのでは。

 周囲の動きなぞ、一向に気が付かなくなって、自分の世界だけで息をしている。

 歩いていても、自転車に乗っていても、

 もっと危険なのが、自動車を運転しながらスマホを握っている。

 「自分だけは大丈夫」という、まさに自分勝手な行動が席巻している今日。

 このままの状態で時を刻んでいけば、絶対に何かが起きる

  と、いらざる心配をする田舎の爺さんなんだが…

 

 そうそう、前に戻って新しい発見の話だ。

 雨が上がった後に、庭を歩いて、その「雫」の美しさに見惚れたのだ。

 たかが「雫」だが、まぁ、ご覧ください。

 秋の賑わいを演出してくれた「紅葉」も 枯れ枝だけの状態に・・・。

 

 その小さな枯れた枝に。 気が付きましたか?

   ほら、 小さな白い粒が・・・光っていますよね。 

   真珠の珠? 

   土砂降りの雨だとこんな姿は見ることができない・・・雨のいたずらです。

             枯れ枝に見事に花が咲いた。

  

   なんとも情緒がありますね。

 

 

 ならばともう少し歩いて探してみると。

 「オキザリス」の緑の葉の上に・・・

   この美しい緑の葉の上に~小さな花が咲いた。 雫の花です。

  そう、この花(雫)も、一瞬の時間だけもらったのです。

 

 

  上を向いて探してみました。

  「ユーカリ」の葉にも。

   広げた葉に しがみつくように 雫が。 眺めていると…雫が動きました。

   どう表現しましょうか~ スーッーっと 音もなく(変ですね)

   細くて、赤い枝に映えています。

 

 

  寒さと共に、庭の樹や、花たちの動きから遠くなる。

  葉の色の、花の動きも、そして色彩の変化さえも・・・見過ごしてしまいそうです。

 そんな寒い日に、はっと気が付き、改めて 「美しい」という発見ができたこと。

 これも、「生きている」実感の一つなのかも?

 

 そういえば、なんとなく眺めていた「南天」の葉。

 

  ねぇ、この美しさ見てくださいよ! と、声を掛けられた!

   美しく装っているのに「気が付かなかった」よ。

     ごめんなさい。 

      今の君は、「美しい!」 よ。

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。