新しい年を迎えたがスキッとしない。
何だろう…コロナは第8波でまだまだ落ち着かない。
ロシアのウクライナ侵略の状況も一向に治まる気配はない。
岸田内閣も国民をほったらかしで、あっちこちの国に出かけて
勝手に話をしてはひとりほくそそえむばかり。
対米交渉では…大丈夫?という盛りだくさんのお約束を。
これからの日本の将来はちと危ないぞ!
と心配も満載のこの頃です。
ああ、もう 世間のことなど~と、投げ出したくなった。
身近なことでちょっと気分を変えるか・・・。
と言う訳で、部屋の壁にある「絵」の架け替えをしてせめて気分一新を。
「壁に絵を掛ける」
日常生活に際して、「楽しむ」「癒される」「落ち着く」
そんな役割を持っているのだと思っています私。
この頃は自分で筆を執ることもなく
(以前は、「水墨」「油絵」「水彩」を、
気分が向いたら少しばかり描いて楽しんでいました が、しばらく休止状態)
そんな折、友人の「個展」があり、その中の1点を求めました。
我が家の絵のジャンルからいうと…新しい仲間に入る作品。
私の好きな画家は、「ベルナール・カトラン」
フランスの画家、日本人はかなりフアンが多い。
斬新な構図と鮮明な色彩に酔っています。
全体は柔らかな暖かみを感じ、壁面に飾ると優美な空間を醸し出します。
若い時分にちょっと無理して購入したのが3点。
これを季節、季節に架け替え楽しんでいますが~
他にも、日展入選された友達の作品、美術部顧問の先生の思いでの作品
そして新作の油絵・・・。
春にはこのカトランなんです。
奥の部屋にも 小品ですが、この作品が最初に購入したカトラン。
リトグラフで、作製NO.1 署名 自慢のものです。
今回、気分一新で、カトランを外して、友人のダイナミックな作品を飾ることに。
抽象画…皆さんも、抽象と言えば…「どうもわからん?」という方も多い。
絵を見るのに~作者の「思い」と、鑑賞する側とでは、違って当たり前なんです。
見るほうの側が「これはいいね!」と思えば、それでOK。
これがまた、楽しいんですよ。
どう、この絵を捉えるか、作者と見る側とのせめぎあいですよ。
思わず唸るような構図だとか、眼にも鮮やかな色彩感覚
見るほうも、自分なりに絵を描いている~
ピカソ、マチス、アンディ・ウォーホル 世界の巨匠の1枚だって
私たちがその作品の良さを決めれば いいんですもの
逆に楽しいでしょ、「分からない」もあり。
感動もあり。
絵の方から訴えてくる場合もありますから~
この二つの作品が この春の壁を彩ってくれる
鮮やかな「ブルー」を基調に 伸びやかな筆使いの作品です。
「ブルー」を使うのは難しい・・・・
また、いろいろなブルーがあるので、使い分けるのもなかなかです。
しばらくは、この作品と対峙して、何を物語っていくのかを追いかけてみます。
多少値の張る(私が買える身の丈程度の作品)
以外に、恩師、友人、の油絵、
そして気軽に眺める ~巨匠の作品のポスターも飾っています。
いつも同じ「絵」 じゃなくて
気分や、季節や、と考えて 模様替えをするのがまた、楽しです。
ポスターでは
好きな画家 「マーク・ロスコー」
この画家の 色彩感覚も うっとりするものがあります。
本物の「絵」はとても買えませんが・・・
ポスター(シルクスクリーン)額装付きなら と、
「ビッフェ」の1枚を求めました。
これでも 結構なお値段なんですよ。
玄関入って右側の壁には 亡き恩師の作品
「阿蘇山」を。
左側には「ひまわり」を。
恩師の筆は、優しく、人間性を感じさせる落ち着ける作品ばかりです。
他にもう1枚は 大作「富貴寺の秋」がありますが、
私の転勤に合わせて全国行脚~その結果、塗料の一部が剥げてきたので
そっと大事にしまっています。
生活の中に、あっていいもの。
いや、私としては、「なくてはならないもの」が 「絵」だと思います。
さらに、「花」と「音楽」 この3点セットが生活に潤いを与えてくれるのではと。
そして、最後に 趣味が合い、気軽に「話し合う相手」 でしょ!
模様替えの効果は、これからじわじわと・・・・。
この寒さと、厳しさを 暖かく包んでくれる部屋。
きっと、1枚、1枚の 「絵」が
かなえてくれることでしょう。