今日は、エドガー・ドガの話。
踊れ 森の草原で 翼の生えた少女よ
踊るために生まれた子よ 愛せよ ただ踊ることだけを
エドガー・ドガ
の言葉があるように、皆さん、「ドガ」と言えば 「踊り子」の絵ですね。
この絵がタイトル 「エトワール」 (踊りの花形)
もうお馴染みの1枚
生涯、彼は どのくらいの作品を?
そのくらい数多く残しています。
ちょっとその中から 選んでみました。
・・・稽古場でレッスンの真っ最中の踊り子たち、白いチュチュに
あでやかなリボン。か細い腕を、鮮やかに空中の振り上げた。
たったいま。踊り子のレッスンが始まった。
そして、彼女たちはいっせいに足を振り上げた。
1枚 1枚の絵は 「たったいま」の 瞬間を キャンバスに~
「バレーのレッスン」
(オルセー美術館蔵)
「舞台のバレー稽古」
(メトロポリタン美術館)
日本の大原美術館にも 「赤い衣装を着けた三人の踊り子」
如何ですか・・・「瞬間」を切り取った! 作品は。
印象派といえば、「自然」 モチーフも外の風景、日の光、色彩・・・
を描く画家が多い中、ドガの関心の対象は徹底して都会生活とその中の
人間であった。
なぜ彼が、踊り子を?
彼はパリオペラ座の定期会員だったので、楽屋や稽古場に
自由に立ち入ることが許されていた・・・
バレーの主題はそこでみた風景なのである。
この本の 出だしに・・・原田マハは こう文章を・・・
喪服のように黒ずくめのロングドレスを身にまとった老婦人は、おぼつかない
足取りで画廊の入口へ近ずくと~ この夫人が「メアリー・カサット」
物語の長い話をしてくれる ドガの長年の友人(ひょっとすると恋仲?)
だったかも・・・彼女は「画家」であり、ドガ、モネらと一緒に 印象派展に
作品を展示している。 またドガの「モデル」にもなっている。
黒ずくめのロングドレス~ こんな風だったのかも?
ドガが彼女を描いた1枚があります・・・
彼女は、
生涯の友として過ごし・・・二人の家はすぐ近くであった。
ドガと語らい、モデルにも、絵についても学ぶところも・・・
カサットは 「母」「こども」をやさしく作品に表現した~
「赤いアームチェアに座る子」
「メアリー・カサット」が印象派展に展示した作品
「母と子」
「ル・フィガロ」の読書
こんな1枚も
「オペラ座のオーケストラ」 「アブサン」 「アイロンをかける2人の女」
まだ もう少し 話は続きますが・・・
「コロナ」で外出控えていますでしょ・・・
だから 絵の鑑賞も ゆっくりとね。
今日は これまで。